8月聴いた音楽
THE SMASHING PUMPKINS 『Aghori Mhori Mei』
スマッシング・パンプキンズの新作アルバム『Aghori Mhori Mei』は、予想をはるかに超えるヘヴィーでラウドなサウンドが印象的でした。90年代初期のグランジ/オルタナティブロックの要素を色濃く残しつつ、3人体制になったことで原点回帰したような力強さを感じます。ギターの歪みと重低音が際立ち、スマパンの新たな一面を見せつけられました。本当に素晴らしい作品なので、ぜひ聴いてみてください!
KAMPIRE PRESENTS : A DANCEFLOOR IN NDOLA
東アフリカのDJ、Kampireがキュレーションしたコンピレーションアルバム『KAMPIRE PRESENTS : A DANCEFLOOR IN NDOLA』。アフリカ全土から集められた様々なアーティストの楽曲は、多様性に富んだサウンドとリディムで彩られています。「アフリカ」とひとくくりにできない、音楽の豊かさを感じられる作品です。アフリカ音楽特有の楽しさ、グルーヴ感が詰まっていて、おすすめです!
Armin van Buuren live at Tomorrowland 2024 (Weekend 2)
Tomorrowland 2024のWeekend 2で、Armin van Buurenが披露したライブ映像が公開されました。ライブストリーミングでも観ましたが、本当に素晴らしいパフォーマンスでした。特に、ラストにPendulumのRob Swireが登場したシーンは圧巻!あのトラックは、今年の夏の個人的ベストトラックです。
Bru-C 『Family Only』
UKのラッパー、Bru-Cの新作アルバム『Family Only』。全編を通してドラムンベースが使用されており、Bru-Cのフロウと見事にマッチしています。ドラムンベース好きにはたまらない作品で、個人的にもドラムンベース熱が再燃したタイミングで聴けて最高でした!
Jack White 『No Name』
ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトのソロアルバム『No Name』。ゲリラ的なリリース方法や、ホワイト・ストライプスらしいシンプルなロックンロールサウンドが魅力です。前作が実験的な要素が強かっただけに、原点回帰したような印象を受けました。シンプルで力強いロックサウンドが心地よく、おすすめです!
Answer to Remember 『Answer to Remember II』
石若駿率いるAnswer to Rememberのセカンドアルバム『Answer to Remember II』。正統派ジャズサウンドをベースに、ヒップホップなどのビートミュージック的な要素も取り入れた、現代的なジャズ作品です。石若駿の卓越したドラミングはもちろん、他のメンバーの演奏も素晴らしく、聴き応えのある作品です。
Night Tempo 『Lil Bit (feat. Asako Toki)』
Night Tempoの新曲「Lil Bit」は、土岐麻子さんをフィーチャーしたシティポップ/ライトファンクナンバー。オールドスクールなヒップホップの要素も感じられ、Night Tempoと土岐麻子さんの組み合わせは、今回も抜群の相性です。めちゃくちゃカッコいい曲なので、ぜひ聴いてみてください!
LOCKED SHUT 『The New Chaos』
YouTubeのおすすめで知ったUSのハードコアバンド、LOCKED SHUT。モッシュコアをベースにしたサウンドに、スラッシーなナンバーも織り交ぜた、ノリの良い作品です。ライブが楽しそうで、いつかライブを観てみたいですね!
Kasablanca 『Breathe』
Anjunabeats所属のデュオ、Kasablancaの新曲「Breathe」。プロディジーのカバーを、現行のプログレハウステイストにアップデートしたようなサウンドが印象的です。Ultra Music Festivalでのライブ映像を観て、そのカッコ良さに改めて気づかされました。日本ではあまり知られていないデュオですが、ぜひチェックしてみてください!
Fontaines D.C. 『Romance』
アイルランド発のポストパンクバンド、Fontaines D.C.の新作アルバム。シミアン・モバイル・ディスコのジェイムズ・フォードをプロデューサーに迎え、グルーヴィーなサウンドに仕上がっています。00年代のニューメタルを彷彿とさせる楽曲もあり、幅広い音楽性を聴かせてくれます。
ZEDD 『Telos』
ZEDDの約10年ぶりの新作アルバム『Telos』。EDMスタイルの楽曲は少なめ、どちらかというとファンキーな楽曲が多い印象です。アーティスティックな方向に舵を切った作品ですが、個人的にはパンチ力に欠ける部分も感じました。
8月は、ヘヴィーロックからジャズ、エレクトロニックミュージック、そしてシティポップまで様々なジャンルの音楽に触れることができ、とても充実した1ヶ月でした。
9月もたくさんの素晴らしい音楽に出会えそうなので、機会があれば紹介したいと思います。