女性向け二次創作同人作家と仲良くなりたいなら、感想を書け!
感想は強制ではない。
そして、他人が思っているよりも来ない。
だからこそ、嬉しい感想をくれた人への印象はとても良くなる――。
好きな作家と仲良くなりたいのなら、すぐに感想を書くべきだ!!!!
筆者個人について
趣味の二次創作同人を細々と10年くらい続けている島中の漫画描きで、出す本は大体成人向。twitterに常駐している。
日頃の通話相手までは望まないが、たまのイベント等のアフターは同CPのフォロワーとアフターしたい!!!程度の交流願望。
筆者が感想を書く動機は単に感想を言葉にすることが好きなのと、心が動かされたことへの感謝を伝えたいから。
交流したい人:イラスト・漫画・小説、オンオフ問わず書き手側の人、解釈が合う人ならなおさら
感想が一番の近道
二次創作同人をやるオタクが新しいジャンルに踏み込むとき、右も左もわからないことは多いだろう。
突然訪れる孤独感――。
ジャンル内に「フォロワー!」と呼び掛けられるような存在が欲しい――。
あわよくば自分と同じく原稿生活をしているような――。
ワッ!この人神作家じゃん――。
やばっ…新刊最高すぎる――。
お近づきになりたい――!
さて、ここからどうアクションをするか。
はじめに
目的は、その作家といわゆる「フォロワー」としての付き合いがしたい、というところである。
アフターに行ったり、ジャンルのコラボカフェに連れ立ってくれるような、
「友達」が一番近い意味のポジションだ。
まずそこは履き違えないでいただきたい。
好きを伝える
同人作家相手に限った話ではないが、他人と仲良くなりたい時は変に気取ったりせず、「好きだ」ということを素直に伝えるのが一番だと筆者は考える。
しかし、承知しておくべき事項はたくさんある。
相手との相性もあるので「絶対にうまくいく必勝法」なんてものはないし、送った手紙の内容がいくら良かったとて、同人界的パワーバランスうんぬんで相手にされないこともある。
距離感を誤ってなれなれしくしてしまったり、作品と作者の人格を混同したりなどは失礼にあたるし、そういったことをしてしまうと以降は完全シカトされることだってありえる。
都度都度、相手をよくみて、相手に合わせて心を配る。
そこまでして、ようやく仲良くなれるかどうかの第一歩である。
入れ食い状態の同人作家達
日頃から感想を欲しそうにしている作家ほど、チャンスは多い。
マシュマロやお題箱などの匿名ツールのURLをたびたびtwitterに載せる作家は、だいたい感想に飢えている。
そこに気の利いた手紙や感想メッセージが届けられたらどうだろうか?
欲しい部分に、欲しいものを突き立てられたらどうだろうか?
気持ち良くなるし、送り主のことを好きになってしまうものである。
手紙・メッセージを送る
文章で伝えるメリット
あらかじめ自分の気持ちを整理し、校正した文章であれば、伝えたいことだけをもれなく伝えられる。これこそがメリット!
口頭の場合、場所はイベント会場が想定されるが、結構騒がしいので対面での会話のみでは聞き漏らしが発生しやすい。
伝える側も緊張して言葉に詰まったり、なんてこともある。詰まるだけならまだましで、あがってしまったり焦って不要なことまでペラペラ喋ってしまい、うっかり地雷でも踏んでしまおうものなら仲良くなる道はもう閉ざされたも同然である。
手紙にすべてを込め、渡すときに「応援してます」くらいの口頭がいい塩梅ではないだろうか。
DM・メール
仲良くなりたいのであれば、絶対に記名し、
かつDMやメールなどの第三者から見えないツールで送った方がよい。
まず第一に、それは概念的には「ラブレター」であり、第三者に見せるための文章ではないため。
第二に、複数人に送る場合には書き出しや結びなどが似通ってしまうことが多く(同じイベント出てるから当然)人目に触れることでコピペなどのあらぬ疑いを避けるため。
加えて、「最高」などの感想表現を複数人に対して使うことで嫉妬をする人間や、文章量の差などをいちいち気にする人間もまた存在するからだ。
いらぬ誤解や諍いを避けるため、筆者はDMやメール等を推奨する。
上でも書いたように、同人界的パワーバランスは無いように見えても、実際のところ存在していることも多いので、第三者から見えない場所で直接やりとりするに越したことはない。
匿名メッセージツール
感想を送り、次の本も期待している旨を送るだけが目的ならば、
マシュマロやお題箱などの匿名メッセージから匿名で送ればよい。
それは少なからず作家の励みになるはず。
バケモンにならないために
みんな昔は純粋だった
ガキの頃の「今日から友達ね!」といったようなコミュニケーションは二十歳を過ぎればほとんど存在しない。
実体験を思い返しても、中学生、高校生でもほぼなかったように思う。
あっても入学式やクラス替えから1週間程度の短期間が、該当するか否か…といったところだ。
古今東西だれもがあらゆるカテゴリーに属していたり、本当は属したくなかったり、主義主張があったり、あえて言わないようにしている意見があったり、インターネット上のみでは見えないプライベートな部分もたくさん持っていて、見える部分がすべてではない。
ガキの頃だって本当はそうだったのだが、子供ゆえの純粋さや無知でお互いにいろいろなものを度外視して急接近ができていた。
だが今は違う!
我々はいい歳した大人なのだ。社会性と常識を持ち、「まともな人物」を演じることすら出来ない人間に、他人との交流などはもってのほか!
失敗したことに自分が傷つくだけでなく、相手をも傷つけてしまう可能性がある。
そこをコントロールする指標となり得るのが、「一般常識」や「マナー」であったりする。
近年はマナー講師がいきすぎていると揶揄されがちではあるが、用法用量を守りさえすれば「マナー」は我々をいわゆる「まともな人物」に近づけてくれる。
手紙だって、ガキの頃にやっていたクラスメイトとの文通のような、ノートの切れ端とかA4用紙を折って書いたようなものは当然通用しない。
ロフトなり文具屋なりに足を運び、こじゃれたレターセットを購入するのがよい。
「手紙の書き方 マナー」等で検索し、画面と便箋と三者にらめっこしながら、作家への手紙をああでもないこうでもないと何度も書き直して、つづる。
これが大人のやり方なのだ。
ぶっちゃけしんどい
それはそう。やることも考えることも多い。気も遣うから疲れる。
しかも、うまくいくとも限らない。
しかし、そういった努力をして初めて、見ず知らずの他人と当たり障りない交流から始められるのである。
おわりに
ところで、「神と交流するなんて恐れ多い」と心底思っているのなら、こういったアクションをする必要はないし、それこそ匿名メッセージで感想を送って終わり、でよいと思う。
しかし、あわよくばの気持ちがあるのなら、勇気を出して声をかけてみてもいいのではないか、とも思っている。
向こうから声をかけてもらえるのを待つのは楽だけど、仲良くなれる余地があるならこちらから声をかけてより早く仲良くなったほうが長く過ごせるし、たぶん楽しいじゃん。
人生は短いぞ。
では皆様、よき同人ライフを!
我流の感想の書き方などもそのうち書きたいです。
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