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砲丸投げ
タイトルを見て、「あっ」と思った方もいらっしゃると思います。
そうです。
本日は砲丸投げについて綴ります。
なぜ砲丸投げなのかというと、私が学生時代やっていたからです。
そして、またなんで砲丸投げ出してきたんだというところなんですが、先日行われていた春高バレーをテレビで観ましてね。
もれなく青春時代のあの感覚を刺激されたというわけです。
単純!
私は主に中学生の時、結構一生懸命砲丸を放っておりました。
そもそもは陸上部でハードル専門だったのですが、2年生の時、市内の春の大会決勝でドリフもびっくりの大転倒をかましまして腰をちょっとやったんです。
決勝ですよ。
頑張って予選勝って決勝残ったのに、10台あるハードルの8台目に膝をひっかけましてね。今でも鮮明に思い出すあのジャンプ&ローリング。
びっくりしましたよ。
もう少しハードルやってたかったなぁと思います。
そして、腰をちょっとやってしまって、ハードルはもう厳しいなということになり、専門種目を悩んでいるうちに、
部活を控えているのに食べる量が変わらないもんだから、みるみるうち私の体は育まれていきました。
そんな第何次なのか分からない私の成長期を目の当たりにした顧問が、これを放ってみろと、私に鉄の玉を渡してきたんですよ。
それをよいしょと担ぎまして、ぽいっと放ったらこれまた結構飛んだんですね。
ということで、2年生春から専門種目を砲丸投げに転向することになったわけです。
当時、中学生女子の砲丸投げに用いられる砲丸の重さは2.721㎏。
これね、結構軽いです。
因みに、「投げ」っていいますが正確にいうと投げてないです。
投げると肩もげます。
鉄の玉を肩に乗せて、えいっと押し出すというのが正しい動作です。
それを既定の試技サークル内で行い、決まった的内に放るというのが砲丸投げです。
因みに、試技サークルの中から体が出てしまうとアウトで記録も無効になります。
決まった的(計測ラインが引いてあるエリア)から砲丸が外れてもアウトです。
細かいことを言うと、試技サークルに入るときも、既定のライン(丁度サークルの半径に当たるライン)があり、そのラインより外から入らなくてはなりません。
試技サークルの外周どこからでもそのサークル内に入れるわけではないんですね。
投げ方は自由で、当時はグライド投法と回転投法のどちらかを使う選手が殆どで、因みにわたしはグライド投法でした。
グライド投法はものすごく簡単にまとめると、投げる方向に背を向けた状態で構え、振り返りながら体重移動を行い体幹で飛ばすみたいな投法です。
回転技法はその名の通り、くるくる回りながら投げるという感じです。
で、試合。
当時の大会は予選で3回の投擲。
3回投げるうちの1回目で良い記録が出ればそれ以降はパスすることもできます。
ここで一旦集計し、3回の投擲のうち一番よい記録が比較され順位が付けられます。
そして上位8名が決勝で更に3回投擲を行います。
予選も決勝も流れで行われるので、トラック競技に比べると応援もほぼ無いし、盛り上がりもほぼ無いんです。
只々、ライバルたち、そして己との闘いというわけです。
特に決勝の空気はね、もうみんな武者とか侍みたいでした笑
そういえば、砲丸投げというと、投げた時「あぁぁぁぁ!!」とか声を上げている選手を見たことがあるかと思います。
ハンマー投げとかもそうですね。
あれね、結構大事でして声を我慢すると記録伸びないんですよ。
因みに私は「うわぁぁぁ!」派でした笑
そんな感じで予選決勝と試技をして順位が決まり、涙する者、歓喜する者と、夫々の戦いを終えるわけです。
ライバルも、試合を終えればお互いの試技のフィードバックをしあったり、次の試合への意気込みを語ったりと素敵な仲間になるんですね。
トラック競技みたいな盛り上がりはないけど、華もないけど、それは紛れもない私の青い春でした。
鉄の玉と共にあった私の青春、キラキラしてました。
みんなどうしてるんだろう。
なんかスポーツやりたいですね。
チームスポーツがいいなと思います。
因みに今一番生で試合を観たいのはカバディです。
さて、本日は私の青い春のお話でした。
砲丸投げという競技に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。
では皆様また明日に。