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ポップコーンの端くれ

ポップコーン、お好きですか?

私は好きです。しょっぱいのも甘いのも好きですね。

そして、ポップコーンと言えば映画館もしくは映画なんて連想されるかと思うんですが、皆さんは映画館でポップコーンをお供に鑑賞します?

私はね、なんでか分からないけど、映画館でポップコーン食べるとかなりの高確率でポップコーンの端くれが、のどにクリティカルヒットしてむせ返るという現象が起こるので、もうここ15年くらいお供に選ぶことが出来ずにおります。

あれなんなんでしょうね。

最早、ポップコーンの端くれがなくても映画館で鑑賞中にむせることがあるのでしっかりとドリンクをお供にスクリーンと向き合う体制です。

なんでこの、ポップコーンの端くれが喉にクリティカルヒットしてむせ返る現象をこうも恐れ、15年もポップコーンをお供に映画を鑑賞できないのかというと、ただむせるだけで終わるならいからなんです。

本当に怖いのはそのあと。


まず、ポップコーンの端くれがのどにクリティカルヒットしてむせ返る。

そしてこうなると、当然の如くむせるの我慢しますよね。

で、どうにかこうにか我慢すると、「グぅ」とか「キュぅ」とか変な音が喉から出るんですよ。

もうね、この音が出ると「どうしよう!」と「へんな音でた!」が同居しちゃって面白いのと焦るのとで変な動きしちゃうんですね。

更にそれを脳内で客観視すると、私は「変な音出す奇怪な人」になるんです。

ここまで来てしまったら、もう一旦出ます。


こうして、ポップコーンの端くれが喉にクリティカルヒットしてむせ返る現象は、それをトリガーにじわじわと可笑しなツボへ導いていくのです。

これね、恥ずかしいし、面白いし、申し訳ないしで本当に厄介なんですよ。

ただ「この人むせてるなぁ」と思われるのはまだいいのですが、「変な音出す奇怪な人」にはなりたくないんです。

でもね、今こうしてポップコーンをお供に選ぶことが出来ないのは、15年前に一度「変な音出す奇怪な人」になったことがあるからなんです。

同席していた友人よ、本当にごめん。


ポップコーン食べながら映画観たいんだけどな、と映画館ではいつも切ない気持ちでドリンクをお供に選ぶ私です。


最近映画館いってないなぁと思っていたら、苦い思い出が脳内再生されましたので、折角ですから綴ってみました。

相も変わらず学びのないnote、いかがでしたでしょうか。

これからも、きっと私の映画館のお供はドリンクです。


映画館、いいですよね。

久々に行ってみようと思います。

では皆様また明日に。








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