
国語嫌いと社説
昨日、本嫌いであることを告白致しました。せっかくですので、それにまつわるお話を本日は綴りたいと思います。
本、と一口に言いましても、私が苦手な本は、小説などとにかく文字ばかりで絵が無い本の事です。
次の行に移れなくなってしまうんですね笑
まぁ、そこには苦手意識があるからというのもあるのでしょうが。
で、この本嫌い、いつから発動していたかと言いますと多分もの心ついてからすぐにです。
国語の教科書も苦手でしたから。
こういう方、結構いらっしゃるのではと思います。
そうなるとね、学生にとって厄介になってくるのが国語という科目です。
例に漏れず、私も大の苦手でした。歴史もね笑
高校受験を迎えるまでは大した問題だとも思っていなかったのですが、受験というものに向き合ったとき、これは本当にどうしようかと思いました。
だって、30点とかだったから笑
数学とか理科とは、クイズみたいで面白いのに国語はちっとも面白くなかったです。だけど、ある程度点数取れないとまずいし。
という事で、当時通っていた塾の先生に相談したわけです。
・本が嫌い
・文字列苦手
・面白くない
・テストの点上げたい
といったことをストレートに先生にぶつけてみました。
そしたら先生、
「新聞の社説を読んで、感想文を書いてみて」
と提案をしてくれました。
この社説、新聞記事に掲載があるものなのですが、当時中3の私には、まず言葉が難しくて書いてあることが、どういうことなのかよくわからなかったんですよ笑
因みに社説とは、論説記事の一つで、時事の様々な問題に対し、社としての意見や主張が書かれているものです。
国語が嫌いだって言ってるのに、え?先生?とキョトン顔をお見舞いしたことは言うまでもありません笑
だけど、先生は
「意味わからなくていいから、それを読んでこんなこと言ってるのかなーって感じでいいからそれについて感想を書いてみて」
と。
ということで、多分2,3カ月それをやってみたんです。
ちょうど次の定期試験までの期間という感じだったと思います。
私がやったのは新聞の社説を切り取って、B5のノートにはり、その余ったわずかな余白に感想文を書くというものです。
回数を重ねるうちに、言葉もわかるようになってきたし、感想文を書くまでの一連の作業はスムーズになっていった感覚は覚えています。
でもこれと言って手ごたえみたいなものはなかったです。
そして半信半疑で続けているうちに定期テストがやってきまして、その結果。
30点代だった国語が80点代に跳ね上がったんですよ笑
これには驚きましたね笑
塾の先生に報告したらニヤついていたのを覚えています。
これはなんだかちょっと悔しかった笑
恐らく、読解力が付いたのではと思っています。
ラジオでは学べない難しい言葉も学びましたし。
これにより、国語嫌いは治らなかったけど、苦手意識はだいぶ薄れました。
文字、文章の力ってすごいです。
そして、これをサラッと提案してくれた先生も凄い。
なにより、難しいからこそなんとか理解しなくてはという意識でこうまで変わるのかと驚きでした。
私、できる子かも知れないと思ってしまいましたよ笑
これもある種、ゲーム性なのだろうかと今は感じてます。
国語が苦手な中学生、そして読解力を育てたい方、是非試してみてください。
面白いので。
本日は国語嫌いの私が経験したびっくり体験談でした。
では皆様また明日に。