キャンピングカー #57

昔、子供の頃、家族旅行に行った時の話でございます。

テレビで見たキャンピングカーに憧れ僕と兄貴はテンション上がりまくって乗ってみたいとはしゃいでいました。

すると親父が知り合いが持ってるから今度の家族旅行で借りてやるから楽しみにしとけと言ったのです。

僕ら兄弟はテンション上がりまくりで、夏休みをずっと楽しみにしていました。

旅行のプランは家族４人と従兄弟２人を連れて車でみんなで高知県に行くというものでした。

四万十川はめちゃくちゃ綺麗という事で、本当にワクワクしていました。

しかもキャンピングカーで、最高じゃないですか。

泊まるところは民宿のようなところと決まっていたのですが、子供たちはみんなキャンピングカーに泊まりたかったので、そんなところ用意しなくていいのにと思っていました。

旅行当日です。

朝出発だったのですが、かなり早めに目が覚めてドキドキでした。

親父は早朝からその車を借りに出かけていました。

ずっとソワソワしながら僕ら兄弟と従兄弟は親父の帰宅を待っていました。

玄関で車の音がしました。

みんなで走って出迎えにいきました。

玄関の扉を開けました。

これが止まっておりました。（写真はイメージですがほぼ同じです）

子供４人とオカンは家の前で黙って立ちすくむだけでした。

旅行中、観光地に着いてもみんな車から降りるのを人に見られるのが嫌っだったのでほとんど車の中で過ごしたので、希望は叶ったのかもしらません。

まあまあまあまあ、、、

2021/05/23