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読むとFigma Config APACに行きたくなる現地参加振り返りレポート

こんにちは。Ubieのtakanorip(@takanoripe)です。

タイトルは同僚の記事のタイトルを少し真似しました。
こちらの記事も是非読んでみてください。

今年のConfigもたくさんの日本人参加者がサンフランシスコの会場へ行っていたようですが、僕は旅費が高すぎたので諦めました。
その代わりに2024年7月2日にシンガポールで開催されたConfig APACに現地参加してきたので、振り返っていきます。


結論:来年も開催されるなら参加したいくらい良いイベントだった

satoruさんは振り返り記事の冒頭で「これはデザインカンファレンスではなく巨大なコミュニティミートアップだった」と書かれていますが、Config APACでもコミュニティミートアップ感が強いイベントだなと感じました。

規模やコンテンツ量は本家Configに及びませんが、アジア圏の文化をテーマにしたセッションやAPACで活躍するデザイナーを招いたパネルディスカッションなど、APACならではのコンテンツが充実していたなと思います。FigmaがAPACのデザインコミュニティを本気で盛り上げようとしていることが伝わってきました。

またシンガポールという開催地も今回のカンファレンスにピッタリだったように思います。アジア圏でありながら英語が公用語で様々な人種や宗教の人たちが生活する場所ということで、色々な文化圏の人が混ざり合い交流しやすいような雰囲気がありました。

アジア圏のデザイナーやエンジニアとの交流

日本人が珍しかったのか、何人かから話しかけてもらえて普段の仕事やお互いの国のデザイン事情などを話せて楽しかったです。この前東京行ったよって話しかけてくれた人もいました。あとマレーシアからシンガポールに働きに出てきている人がいて、違う国で働くことがわりと当たり前な雰囲気に驚きました。

違う国で生活している人と話すと、自分が持っている常識とは全然違う話を実感と伴って聞くことができるのでとても良い刺激になりました。特に東南アジアという日本からそう遠くない地域の人達と話すことで、共通点と相違点を同時に実感できて欧米の方と話すときとはまた違った気づきがありました。日本人としてのバイアスがあるなというのに気付かされる一方、グローバルなプロダクトをつくる難しさも思い知らされます。

ちょっと困ったのはみんなXをやっていないことですねwSNSのアカウントを交換できなかったので、またどこかのイベントで会えたらいいな。

Config APACの雰囲気

会場

Config APACの会場はマリーナベイ・サンズのサンズ エキスポ & コンベンションセンターでした。マリーナベイ・サンズ本体とは違う建物で、道路一本挟んだところにあります。初めて行くときは少し迷うかも。僕はタクシーで行ったので特に迷うことはなかったです。
建物はめちゃくちゃデカくてゴージャスな雰囲気でした。地下には川が流れてて船が浮かんでました。スケールの違うなと思いました。
ところどころ日本語の案内が書いてあったのが面白かったです。

入口のディスプレイに表示されたConfig APACロゴ
施設の地下に流れる川
色々な人で賑わうグッズストア
Code ConnectのライブデモをするCorey Leeさん
会場から見上げるマリーナベイ・サンズ
なんか色々貼ってるボードの前で記念撮影

ノベルティ

ノベルティの内容は本家Configと差分はなさそうでした。APACっぽいノベルティとかあったらもっとテンション上がったんだけどなとはちょっと思いましたが、無料イベントなので贅沢は禁物かな。

ノベルティのトートバッグ。厚手で便利。

ノベルティのボトルは帰りの飛行機でとても役立ちましたw

セッション

カンファレンスは大きく2部構成っぽくなっていて、前半はFigma社員による今回のリリースに関する発表、後半はAPACのデザイナーによるトークやパネルディスカッション、という感じでした。

前半の内容は本家とほとんど同じでした。違いとしてはCPOの山下さんが話すパートが多かったくらいかな。新機能の発表、みんなもう内容知ってるはずだけどちゃんとリアクションしててノリ良いなと思いましたw

後半は本家ConfigよりもデザインシステムとかAIとかの話は少なく、カルチャーやコミュニティ、教育についてのトークが多かった印象があります。欧米とは違う視点でデザインを捉え、自分たちの文化やコミュニティをどう育てて世界に羽ばたいてもらうか、みたいな話がこのカンファレンスのベースにあるような気がしました。

カンファレンスの内容はYouTubeで公開されているので、気になる人はチャックしてみてください。

食事のバリエーションの多さに驚いた

イベントでは昼食の提供がありましたが、通常の食事に加えてハラル用、グルテンフリー&ビーガン用の食事も当たり前のように用意されており、日本で開催されるイベントとの意識のちがいを感じました。

僕は通常弁当が売り切れたのでハラル用弁当を食べました。
どれも日本では食べない味だったけど美味しかったです。

ハラルメニューのランチ。カレーっぽい何かと魚。美味しかった。

日本人参加者

本家と違い日本からの参加者は全然いませんでした。認識している範囲だと5、6人くらい?日本人とは全然出会いませんでした。
やはりインド系、東南アジア系の方が多かったですが、中国や韓国からの参加者もたくさん見かけました。なので日本人の参加者が少ないとのとても残念に思いました。
拙い英語でも全然問題なく楽しめたので、来年はもっとたくさんの日本人が参加しているといいな!

おまけ

レッド・ドット・デザインミュージアムがとても良かった

カンファレンス翌日に、レッド・ドット・デザインミュージアム シンガポールに行きました。

レッド・ドット・デザイン賞というプロダクトデザインの賞があり、その受賞作品が展示されているミュージアムです。シンガポールの他にドイツ、香港にもミュージアムがあります。

コンパクトながら、日用品から大規模な物流プロジェクトまで様々なプロダクトがパネル付きで展示されていて、カンファレンスと同じくらい刺激をうけました。シンガポールに来た際はぜひ展示を見てほしいです。

模型をつかった展示

おもしろ標識

バスのボックス席に貼ってあった、日本では絶対に見ない注意書き


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