イラスト制作に役立つアナトミーフィギュア
イラスト制作でキャラクターの構造的なクオリティを上げるには、解剖学的な理解が必要となる場合があります。
しかし、書籍や画像だけでは実際の厚みや構造を把握するのは難しいことが多いです。
そんなときは、立体的なアナトミーフィギュアを資料と併用しながら観察することで、構造的な理解を深めることができます。
このページでは、リアルな造形と詳細なディテールで筋肉や骨格の構造を正確に再現した人体や動物のフィギュアを紹介します。
1.3Dtotal Anatomy Figures
■ポーズごとに腕などの付け替えバリエーションがある
人体モデルは全身とトルソーの種類があり、動物モデルは馬、犬、ライオンなどのラインナップがあります。
特徴的なのは人体モデルにポーズごとの腕や頭の付け替えバリエーションがある点で、実際に腕を曲げたり力を入れた場合のイメージも確認できます。
また、頭蓋骨や、棒を握りしめている手など、イラスト制作によく使うモチーフもセットに含まれている点が嬉しいポイントです。
人気アーティストのlackさんも過去にX(旧:Twitter)で紹介されていました。
2.Evolaboratory
■様々な動物の筋肉と骨格を精密に再現
Evolaboratoryは世界的に有名な科学者、動物学者、芸術家たちとの協力により、4年間の研究と開発を経て、動物の筋肉データを基にした精密なフィギュアです。
[3Dtotal Anatomy Figures]にも動物のラインナップはありますが、Evolaboratoryのほうが扱っている動物の種類が多い点と、どれもその動物らしい動作の途中として作られているため、動きのイメージがつかみやすい点が特徴です。
特にリアリズムを追求するアーティストや、モンスターをよく制作する人にとっては欠かせないアイテムになると思います。
3.Sculpia
■高解像度3Dプリンタ出力によって作成されたフィギュアを販売
Sculpiaは恐竜や人体解剖学など、様々なテーマの高品質なスケールフィギュアを3Dプリント技術によるオンデマンド生産で販売する限定フィギュアストアです。
細部まで作り込まれたフィギュアが48~ 70ドル前後(2024年6月10日現在)で手に入るのは大変魅力的です。
特に腕を真上に上げた状態のアナトミーフィギュアはあまり見かけないため気なる方はぜひチェックしてください。
4.プラノサウルス
■勉強にもなるプラモデル
プラノサウルスは、恐竜の骨格や外皮を自分で組み立てながら学べる画期的なプラモデルシリーズです。
博物館や本でしか見られない恐竜を自分の手で組み立てながら立体的に理解でき、大変勉強になります。
パーツは「骨格」と「皮膚」の2種類に分かれているため、骨格の構造だけでなく、筋肉や皮膚のイメージも合わせて確認できます。
また、高品質な造形でありながら、お手頃な価格で販売されています。
5.博物モデリング倶楽部・壱 1/12 ヒト骨格
■1個500円という驚きの価格とクオリティー
フィギュア造形師の「長汐響」氏が原型を担当。
細部にわたる精密な造形とリアルなディテールが特徴の1/12スケールのヒト骨格モデルです。
自立する台座が付属され14cm以上のサイズがあるため、とても存在感があります。
また1個500円(税別)という格安で手に入るため、「骨格の参考フィギュアが欲しいけど、いきなり高価なものを買うのは…」という人には大変おすすめです。
全4種類のカラーリングがありますが、形状はすべて同じです。
以上になります。
他にも参考になりそうなフィギュアを発見しましたら順次更新していきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!