キャライラスト制作時に便利な3D参考サイト&ツールまとめ
ソーシャルゲーム系のキャラクターイラストを制作する際に便利な
3D参考サイトとツールをまとめました。
画像検索だけだと狙った部分や角度がうまく検索できない場合もありますが3Dであれば、目的のアングルやポーズを瞬時に確認できるのでとても便利です。
▼人体系
1. designdoll(デザインドール)
■ポーズ確認用3Dソフトの定番
PC上で3Dの素体人形を様々な角度やポージングで観覧できるソフトです。また[ドールのアトリエ]というサイトからポーズのシェアもできます。
職場ではキャラの指示書のポーズの指定やフィードバック制作時に使っているメンバーもいました。
ただMACでは使用できないので、MACユーザーの自分としては残念。。
▼詳細な使い方は下記ブログで解説されています。
2. Easy Poser(イージーポーザー)
■手元のスマホでサクッとポーズを確認
3Dの素体人形を様々な角度やポージングで観覧できるアプリです。
基本無料で使用でき、一部に課金要素があります。
自分のPCはMACで[デザインドール]が使えないため、このアプリを最も多用しています。
様々な種類の武器や馬、ドラゴン等を三次元的に確認できるため、ファンタジー系のイラスト制作時にとても役立ちます。
また、3Dをアニメーションさせる事ができるので動きの参考になります。
▼詳細な使い方は下記ブログで解説されています。
3. artpose(アートポーズ)
■リアルな素体の確認ならこれ
リアルな人体のライティングとポージングが確認できるアプリです。
有料アプリですが、人体の筋肉をよく描く人であれば入れて損はないと思います。
[デザインドール]や[イージーポーザー]とは異なり、極端なデフォルメや武器等のオブジェクトの追加には対応していません。
しかし腕を曲げ伸ばしすると上腕の筋肉も収縮する等、筋肉に対するこだわりを感じます。
▼詳細な使い方は下記ブログで解説されています。
4. カスタムキャスト
■かわいい、かっこいいキャラが手軽に作れる!
3Dキャラクターを作ることができるアプリです。
作ったキャラはVTuberのアバターとして配信もできます。
観覧用のアプリではないのでカメラの角度等は限定的ですが
顔の造形は[designdoll]や[Easy Poser]よりもクオリティが高いです。
▼詳細な使い方は下記ブログで解説されています。
5. Vカツ
■カスタム性の高いVTuber用アバター制作サービス
かなり細かいカスタマイズができるので参考とするだけのつもりが思わず作り込んで満足、、みたいなことになりそうです。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
6. VRoid Studio
■2Dのイラストを描くような感覚でオリジナル3Dキャラクターが作れる!
人型アバターの3Dモデリングアプリケーションです。
もはや参考用ではなくガッツリキャラを作るソフトですが、デフォルメ系の頭部を様々な角度で見れる点は一番優れていると思います。
連作にする予定のキャラであればこのソフトで全身作ってしまうのもありかもしれません。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
7. アニメは、3D ポーズ
■衣装とアニメーションが豊富なキャラ観覧用アプリ
[Easy Poser]等との違いは関節を個別に動かすことができない点です。
しかし多くの衣装やアニメーションのテンプレが用意されているため、
シチュエーションの想定が明確な場合や、漫画のように動きの連続性を意識する必要のある場合は有用です。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
8. Handy Art Reference Tool(ハンディー)
■手足のポーズの確認に最適
こちらは[手][足][頭]など体の末端のパーツの確認に特化したアプリです。
私は手を描くのが苦手なのでよくお世話になります。
手足のポーズは男女別でテンプレートが用意されていますので、目的に近しいポーズをスピーディーに確認できます。また指ごとの詳細なカスタマイズもできます。
▼詳細な使い方は下記ブログで解説されています。
9. HandModel
■カメラ検知で簡単に手の参考ポーズを制作!
[HandModel]は、なんと自分の手をカメラで写すことで、その手のポーズを3D化して観覧できるアプリです。
細かい操作は不要のため、自分の手を写すだけで感覚的に手のポーズモデルを制作でき、それを色々な角度から観覧できます。
▼その他にも[手]の参考になるツールをまとめた別ページもありますので宜しければご観覧ください。
https://note.com/takanori_note/n/n908b2418b163
10. 髪と形
■既存のポーズからイメージを膨らませたい時に
3Dで作られたポーズを参考にできるサイトです。
ポーズを直接動かす事はできませんが、様々なアングルの資料があり、個々のポーズもとても自然なので、そもそもどんなポーズにしようか悩んでいる段階から観覧するだけでもよいアイディアが貰えそうです。
11. figg(フィグ)
■もっと見たくなったら買っちゃいましょう
フィギュアの総合情報サイトです。
このサイト内にフィギュアを360°観覧できるページがありますので紹介させていただきます。
数は多くありませんが、素体人形や3Dでは表現しづらい細かなポーズのニュアンスを確認できます。
12. Reference Angle
■理想の顔の角度をワンクリックで検索
3Dモデルの向きを設定するだけで、同じ角度の顔写真を瞬時に表示するWebアプリです。
表情や性別、年齢での絞り込みも可能で、写真共有サービス「Flickr」で公開されたライセンス許可済みの写真データを使用しています。
▼動物系
13. Animal Photo Art References Search
■ケモナーならブクマ必須
[Reference Angle]の動物版のようなサイトです。
約30種類の動物の頭蓋骨を選択でき、3Dでその骨を動かすと
角度に合致する画像を探してくれます。
動物のイラストを描く時あるあるの「もう少し〇〇な角度の画像ないかな〜」が解消できます。
14. CT生物図鑑
■3Dで鑑賞できる生物図鑑!
さまざまな生物のCTスキャンデータをウェブサイト上で360鑑賞できるサイトです。
実際の生物のスキャンデータなので細かなディティールや筋肉の流れ、骨の構造など大変詳細に確認することができます。
15. Yoshimoto 3D
■その気になれば会いにも行ける
国立科学博物館の剥製のデータベースを3Dで観覧できるサイトです。
実際の動物の剥製を3Dスキャンしたデータが観覧できます。
16. 動物ポージング
■モンスターを描くときの参考にも
140種以上の動物3Dモデルを操作できるアプリです。
リアル系からローポリゴンまで幅広いモデルを収録し、アニメーション再生やポーズカスタマイズも可能です。
17.ものすごい図鑑|NHK for School
■疑似3D画像で生き物の秘密に迫れる!
3Dではないのですが、様々な角度から撮った写真を360度動かして昆虫を観覧できるサイトです。
目や足先など、その昆虫の特徴的な部分をクリックすると、顕微鏡で見た画像なども確認できるのでとても勉強になります。
▼オブジェクト系
18. 3dcadbrowser
■小物から街の立体まで確認できる
様々なオブジェクトの3Dデータが観覧できるサイトです。
また、モデルを購入することもできます。
19. sketchfab
■三次元のアイディアを見たくなったらとりあえずここ
web上で3Dモデルを公開、共有、配信、閲覧できるサービスです。
高解像度、高クオリティで作り込まれたモデルが数多くあります。
なにかアイディアに困った際にはこちらを眺めているだけでも刺激がもらえます。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
20. TURBOSQUID
■プロ専用の3Dモデルが観覧できる
無料アセット〜有料アセットまである3Dモデルサイトです。
プロ用のアセットモデルサイトなのでクオリティが高いです。
PNGとして1枚のダウンロードであれば無料で行うことができます。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
▼スカルプト系
21. SculptGL(スカルプトジーエル)
■参考画像が無いなら自分で作ってしまえ
Web上で操作が完結するスカルプトソフトです。
ZBrushのように粘土をこねるように感覚的に操作できるため
3Dソフトを触ったこと無い人でも扱いやすいと思います。
簡単な立体であれば資料を探すより、自身で作って角度や見え方を確認したほうが早いかもしれません。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
22. ZBrushCoreMini
■これが無料?!本格的なスカルプトもできるソフト
こちらも粘土こ扱うようにモデリングができる3Dソフトです。
[SculptGL]とは異なり、ソフトのダウンロードが必要ですが無料で使用できます。[ZBrush]と使用感が大変似ており、マテリアルを瞬時に変更できるため、素材ごとの質感描写の参考にもできます。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
▼背景系
23. 懐かしのキャンパス
■学園系のイラストを描くなら入れて損はなし
学校の中をひたすら歩き回るだけのゲームです。
ゲーム性はありませんが、学校がまるまるモデリングされているので
画像検索では中々出てこないような詳細まで確認できます。
▼詳細な使い方は下記ブログで解説されています。
24. Roomle 3D & AR
■理想の部屋の間取りを作れるアプリ
間取りと家具を自由に配置して観覧できるアプリです。
漫画や連作など、複数回同じ部屋を描く必要がある場合は
このアプリで部屋を作ってしまったほうが便利かもしれません。
視点切り替えの自由度が高いので色々な角度から家の中から
リファレンスを集めることができます。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
25. Home Design 3D
■家の外観もシミュレーションできるアプリ
こちらも[Roomle 3D & AR]と同じ家のシミュレーションアプリですが、
違いは家の外観もシミュレーションできる点です。
ただし、カメラの目線の高さが変更できないので、観覧できる角度の自由度は若干狭いです。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
26. Google Map(グーグルマップ)
■野外はもちろん屋内も一部観覧可能
ストリートビューを使えば世界中の色々な場所を資料にできます。
恥ずかしながら最近知ったのですが、屋内の様子も一部ストリートビューで観覧可能です。
例えば[トヨタ博物館]であれば建物の中まで歩き回れるため、貴重な車の資料をいろいろな角度で観覧することも出来ます。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
27. youtube:360° videos
■視点を変えれる動画が結構役立つ!
3Dではありませんが、[youtube]で[360° videos]と検索すると、世界の様々な場所を3D的にいろいろな角度から観覧できる動画を探すことが出来ます。
4Kや8Kなど高画質な動画もあり、 かなりスムーズに視点を変更できるので背景やシチュエーションの参考になるかと思います
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
▼スキャン系
28. Qlone
■スマホで手元のオブジェクトを3Dモデル化!!
自宅にあるフィギュアなどをスマホで手軽にスキャンし3D化できるアプリです。[sketchfab]などにアップロードすれば、外出先からでも確認できます。増えすぎたフィギュアを断捨離する際にもいいかもしれません。
▼詳細な使い方は下記サイトで解説されています。
▼その他の3Dスキャンアプリがまとめられているサイトです。
以上になります。
他にも参考になりそうなツールやサイトを発見しましたら順次更新していきたいと思います。
またキャラクターイラスト制作時 に便利な参考画像の検索サイトを
[キャライラスト制作用参考画像検索サイトまとめ]にまとめていますので
よろしければ見てみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!