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競馬終わりに是政橋を通って南多摩まで歩いてみた(軽い山登りも)

GWを無駄に過ごさないために初日から張り切って長沼まで行ったりしたんですが、既に2日目からグダグダになり、三日目は「競馬でも行ってくるわ」という具合。東京競馬場で数レースを予想し、ご飯代くらい稼いだので京都メインをやらずに退散。

(府中の動物園)

(ウォッカ追悼の記帳台があちこちに)

そのまま帰るのもアレなので、是政方面を散策してみることにした。東門を出て、競馬場沿いに歩いていきます。その名も「是政通り」を進みます。

(奥は競馬場)

競馬場の壁に沿って通る「是政通り」を進んでいくと、やがて競馬場を通り過ぎます。そうすると眼前に中央自動車道の高架が見えてきます。ユーミンの「中央フリーウェイ」の歌詞の風景。

(是政通りには地主がやってると思われる個人経営の時間貸しの駐車場が多い。競馬客相手の商売と思われるが、なぜ業者が参入しないのか不思議)

中央高速を越えて是政通りを再び進むと大きなスーパーと巨大なマンションが現れる。マンション脇には優雅な水路もあったりして、川の街感出てくる。

(エンジ色の建物が巨大スーパー「フーズマーケットさえき」)

さらに是政通りを進みます。そうすると一本の道路にぶつかる。ここまでが是政通り。そしてこのぶつかる道路が「競艇場通り」。競馬場の次は競艇場。

(すぐ横に「ボートレース多摩川」があります)

是政通りと競艇場通りがぶつかった辺りに「是政駅」がある。是政駅は西武多摩川線の終点(始発)駅。武蔵境駅までのわずか6駅しかないマイナー路線。西武ってこういう線が多いよね。しかもこの多摩川線は他の西武路線と接続が無いという「なぜ西武なのか?」という路線。

(地味だけど住むには良いのかもしれない)

そもそも「是政」という地名の由来は何かというと、戦国〜江戸時代の武将井田是政からとられたもので、この井田是政という人は北条氏照の配下の武将で、秀吉の小田原攻めの後、この地を開拓し、その功績によりその名がついた、とのこと。

さて是政駅脇の道に出るとすぐそばに大きな橋が見える。これが是政橋。

(橋の向こう側は稲城市)

(橋の真ん中あたりから西の方を見た光景)

(多摩川に架かる南武線の線路が。ちょうど電車もきた)

橋の向こう岸、稲城方面を見ると、何やら崖みたいのが見える。土がむき出しの崖に頂上部分は木が生い茂ってる。いったいあそこは何なんだろう?

橋を渡って崖に近づいてみた。崖の手前には南武線の高架があった。この辺は再開発地域のようで、あちこち工事中だった。再開発なのか道路建設なのか何なのか詳しくは知らないけど、直線的に崖に近くのは難しそうだ。

ちなみにこの高架を東の方(写真左の方)に進むと南多摩駅があります。

(東横インの裏側が南多摩駅)

ひとまず崖の探索は置いといて、先にある「城山公園」に向かうことにします。南多摩駅から近いです。

(ここかな?)

(ここっぽい。この石垣は城壁?)

「城山公園」という名前だし、さっきの崖もそうだし、地名も「大丸」だし、昔城があったのかな?と思ったけど、どうやらそういうことじゃなくて、単に「城っぽい公園」みたいだ。でも川もあるし、崖もあるし、永遠に坂道だし、築城するには良さそうな場所なんだけどな。

公園内の坂道(結構勾配きつい)を登ると何やら近代的な建物があります。「稲城市中央図書館」だそうです。

図書館を越えてさらに坂道を進みます。

やがて開けた土地に出ますが、奥の方を見ると階段が。まだまだ先はありそうなので、進んでみます。この時点で少し疲れてます。

(開けた土地には水溜まりだか、池だかがあります)

(階段が急すぎて辛い)

ようやく階段終わったぞ!と思ったらまた奥に階段が。辛いRPGのようだ。わりと汗だくだし、膝も痛くなってきました。これ、年配の方とか絶対無理だと思うんだよね。ちなみに登ってる時に一人も人に出くわさなかった。

とにかく階段を登り続けていくと、ようやく頂上っぽい平らな土地に出た。しかし周りは木々が生い茂り、景色は全く見えません。せっかく登ったのに!!その代わり、謎の碑があった。

(測量のために用いる「三角点」っていうやつらしい)

せっかく高いところに登ったのに景色も見られず、どうしたものかと歩いてたらフェンスにぶち当たった。これ以上は進めないというのか?ってよく見たらフェンスにこんなものが。

「こんなところに米軍の施設が?」全くの想定外だったが、このフェンスの向こうは「多摩サービス補助施設」という米軍施設らしい。地図で見ると確かに広大な空白地がある。「多摩サービス補助施設」は横田基地の附属施設で、ゴルフ場などがあるらしい。

とりあえずこれ以上進めないので、フェンス沿いに下山することにした。下山道は階段ではなく土の道路。

(写真で見ると、どこが道だかわからない)

土の道をガシガシと降っていく。下りの方が膝に負担がある...。道なき道を進んでいくと突然謎の建造物が!

(なにこれ??)

謎の建造物の脇には猛烈に長い階段が。ひええ、怖い。でもこれ以上山道を進むのも飽きたので、階段を降りることに。

(眺めが良いような、そうでもないような)

階段から謎の建造物を見上げてみた。何なんだろう、いったい)

階段を降っていくと噴水広場みたいなスペースがあった。人は相変わらずいない。

(実際のところ、噴水はあるのかどうかわからない)

水辺のスペースを抜けると、今度は謎の石製のオブジェが。そのオブジェ(門かな)から水辺越しに先ほどの階段、建造物を振り返って見ると、なんだか宗教施設のような趣きだな...。

ちなみに「謎の建造物」は「ファインタワー」という名前の塔で、展望台らしい。イルミネーションも点灯されるようです。

しかし疲れた。もう帰ろう。城山公園を出て、城山通り(坂道)を駅に向かってとぼとぼと歩く。やがて南多摩駅が現れる。
南多摩、是政を歩いてみると緑が多いので気持ちが良い。ただ坂道が多いので普通の自転車だと生活するのがきついかも。足腰は鍛えられるよ。
(おわり)

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Takanori Oshiba
ゆるゆると書いています