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偉大な飛躍(大げさ)[600字日記 DAY.12]

約3ヶ月半ぶりに走った。

今から半年前の11月、僕は福岡でフルマラソンを走り、一応完走した。この福岡マラソンから遡ること半年、人生初のフルマラソンを岩手で走った。5時間45分だった。なので福岡では5時間半切りを目指したが、少し未達。「来年の福岡では5時間半、いや5時間切りを目指すぞ」そう意気込んで帰京した。

年が明けた1月。急に走れなくなった。少し走るだけで息がきれる。筋肉系というより呼吸器系がおかしい。そして1月26日、数百メートルを走るだけでゼエゼエとなり危険を感じた。なんとか歩きながら帰宅した。日常生活も支障をきたすようになった。

「もしかして」

脳裏によぎるのは2年半前に発症し、その後の投薬治療で治ったはずのバセドウ病の再発。症状的に可能性あるな…と、とりあえず人間ドックに行った。数週間後に戻ってきた結果には「左心房負担」という見慣れない文字が。さらに以前通院していた甲状腺の病院にも行ったが、検査の結果「再発」。

再び投薬治療が始まり約3ヶ月が経った。数値的には平常に戻っていたし、体感的にもだいぶ良くなっているように思えた。リモート生活で運動もしたい。医者からも「少し運動してよい」と言われたので約3ヶ月半ぶりのラン(医者は散歩を勧めてたが)。

前回と同じ1.5kmを軽く流す程度ではあるが、今日は距離とかタイムとかではなく、走れたという事実が大きい。

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、僕にとっては偉大な飛躍である。」

ゆるゆると書いています