旧田口線の足跡を辿って(1/3)
豊橋鉄道 田口線の跡をバイクで巡ってきました。
先に言うと今回はスケジュールがガバ過ぎて終点三河田口駅まで巡れなかったので、また来月頃行こうと思います。
まず
田口線はかつて愛知県の北東、奥三河地方を走っていた路線。
区間は本長篠駅(現在も使われている駅)から旧 三河田口駅で路線距離は22kmほど。
(ここに路線図を貼る)
1929年に運行開始して約40年走り続けたらしい。
1929年って100年近く前じゃん!
スタートは三河大草駅から
11月だが日差しもあり、ぽかぽかと温かい陽気な週末。
「天気いいなー」「山道楽しいなー」などと浮かれて走っていたのだが。
地図を凝視して三河大草への道をよく確認。
「本当にここで合ってるのか・・・?」
よく晴れて陽気な雰囲気から一変。静寂で薄暗いトンネルが構える。
バイクの燃料タンクの中でガソリンがチャプチャプ鳴る音がトンネル内で反響する。正直…すごく怖い。
最初は歩こうかと思っていたけど怖すぎてバイクで走った。
いい歳こいて幽霊とかそういう系苦手なんだよね。
トンネルを抜けるとそこは雪国…ではなく森の中のプラットフォームが。
田口線廃線から約60年。レールも撤去されこの土地も人々から忘れ去られてしまった様に静まり返っていた。
周囲を森に囲まれたこの駅を、どこに住む人達が利用していたのだろうか。
鳳来寺駅
県道32号が土砂崩れで塞がっていたので遠回りして鳳来寺駅跡へ。何か見たことある景色だな〜と思ったら
あ!ここ一度来たことある所だ!
鳳来寺の茶屋にて
さて、旅に出たらグルメしたくなるというもの。今回は鳳来寺表参道の『おかめ茶屋』さんにお邪魔することに。
餅を焼いてもらっている間店内でサッカー中継を見ていたのだが。
店内を見渡してみると田口線の写真が!
その中でも一際目を引いたのがこれ。かつて線路が敷かれていた場所は現在では道路になっているようだ。すげーな。貴重な資料だ。
次回予告
前述の通り田口線の路線跡は大部分が道路になってしまった。
そもそもが60年近く前に廃線してしまった路線なので、駅の痕跡等もほとんど残っていない(かろうじてプラットフォームの跡らしき段差がいくつか残っているくらい)。
玖老勢〜長原前駅まではほとんどそんな感じなので次回の日記は車両が保存されている道の駅したらについて書きます。
路線の8割くらいすっ飛ばして『足跡を辿って』騙るの、タイトル詐欺過ぎない??