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旧田口線の足跡を辿って(3/3)

前回行けなかった終点、三河田口駅に行ってきた。

…行ってきたとは言ったものの建屋跡なんてもう無いし、そもそもダム工事現場だから近づくことも出来なかったけど。。。



三河田口まで直行…?

前回は日が暮れてしまったため道の駅したらで引き返してしまった。
今回は自宅から三河田口駅跡地まで直行しよう。

そう思っていた。

本長篠辺りから雨がポツポツ降ってきて道の駅したら周辺まで来た頃にはだいぶ降っていた。進もうか、引き返そうか。

少し悩んだが残り10km程度ならこのまま強行突破だ!
幸い設楽町田口地区に着いた頃には雨も少し弱まっていた。

最後の関門は…

ヘアピンカーブだらけの2kmほどの林道

市街地から駅跡地へ続く県道432号の林道。
一応舗装されてはいるものの、急勾配・ヘアピンカーブ・雨で濡れた路面と大量の落ち葉。

ギアを出来るだけ落として恐る恐る道を下る。

この先立ち入り禁止

残念ながら三河田口駅跡はすでに工事用地となっており、ここより先は進むことは出来なかった。


三河田口駅跡地と思しき場所。工事用の受変電設備のような施設が建っている。


一旦引き返して雨宿り

寒い…寒いっ!
こんな冬に、しかも雨の中バイクなんて乗るもんじゃない!

林道を遡り市街地へ戻り、無料の休憩所で雨宿り。ここはすごく良かった。とてもおしゃれな建物だし、町内の観光情報とかが紹介されている。

地元奥三河の木材で建てられているんだとか。

設楽ダム見晴展望台へ

雨も弱まったのでもうひとつの目的地、建設中のダムを見晴らす展望台へ。

ここは車では行けず、観光客は町役場隣の広報展示室に駐車して歩いて行かなくてはいけないらしい。観光客のみんな注意な!

建設中の設楽ダム

正直この奥行き感は写真じゃ伝わりきらない。

今にもダムにならんとする谷間がそこにあった。ちっぽけな人間が何年もかけて巨大な山を切り開いていく姿が感じられて本当に圧巻だった。



三河田口駅跡がダムの底に沈んでしまうのは悲しいことだけど、こうして作られたダムがまた将来に渡って多くの人たちの生活に恵みをもたらすという希望を込めて、今回の廃線巡りの旅はここでおしまい。


余談:道中グルメ



道の駅したらで食べた鮎の炊き込みご飯。ご飯もちもち、鮎の塩焼きめっちゃ美味い、大葉が香って最高に美味しかったです。

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