「鶴」の新たな一面を知った話(夫婦円満)
「鶴」や「亀」は縁起がいい象徴として、日本人なら誰もが頷けると思います。
しかし、北欧(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・デンマーク等)では「鶴」は「縁起の悪いもの」として、怖がられている鳥であることを教えてもらいました。「えっ?!」想像もしていなかったので、気になって調べてみました。簡単にご紹介いたします。
日本では
「鶴」長寿の象徴として、縁起のいい「鳥」とされています。入院や病院へのお見舞いに「千羽鶴」というイメージに違和感を持つ人は少ないと思います。千羽の鶴は、「いいことが起きる前触れ」を表す意味として伝わっていたり、決して悪い印象はありません。クラスのみんなで、友達の病気の回復を祈り千羽鶴を折った経験をされた方も多いと思います。
また「鶴は千年亀は万年」や「鶴の一声(ひとこえ)」などのことわざや、「鶴の恩返し」という誰もが知っている昔話もあります。どれをとってみても否定的な意味はありません。
一方北欧では
「鶴」は、なんと「死を運ぶ鳥」とされているそうです。そのいわれは「ケルト神話」にあるそうです。今回ケルト神話までは調べられませんでしたので、時間を見つけてチェックしてみたいと思っています。
正反対の意味
おめでたい時や応援したい時の象徴である「鶴」は、国や地域が変われば、180度反対の意味をもつものになることがわかりました。プレゼントやお土産には、注意が必要かも知れません。もし仮に、北欧の方に「鶴」の着物や「千羽鶴」をお土産に渡すとどうなるのでしょうか?ちょっと想像すると怖いですね......。
鶴ってどんな意味?
ところで縁起がいいと言われる「鶴」ってどのような意味があるのでしょうか?「鶴は千年」という言葉にもあるように、“長寿”のイメージがありますが、別の意味として、神様とつなぐ鳥として「鶴」があるそうです。そして、夫婦鶴(めおとづる)というように「夫婦円満の象徴の鳥」とされています。夫婦円満の象徴である「鶴」には、結婚式に参列した際の祝儀袋に「鶴」の飾りがあったのを思い出し、夫婦円満の願いを表していることに改めて納得しました。初めて知りましたが、「鶴」は一度夫婦になると互いが亡くなるまで一生を添い遂げる鳥だそうです。(ちなみに、オシドリは子どもが産まれるとオスは家を出て行くそうです......)
夫婦円満の象徴は、「オシドリ夫婦」ではなく「夫婦鶴(めおとづる)」ですね!
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