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やっと、つながるカレー

これまでなんとなく視野に入っていた「カレーキャラバン」プロジェクト。
慶応SFCの加藤文俊先生が行っている活動だ。
街に出かけていき、そこで食材を手に入れカレーをつくる。
提供は無償。先生はそこで生まれるアクシデンタルな出合いやコミュニケーションに価値を置いている。その「カレーキャラバン」、よくよく見ると、加藤先生のソロ活動では「カリーキャラバン」となっている。「カレーキャラバン」は無期休業で、「カリーキャラバン」はニュー・シーズンという位置づけらしい。
その「カリーキャラバン」の活動、今回は「わたしとカレー」と銘打たれている。「わたしとカレー」は二回目だそうだ。
その意味を理解せぬまま、会場に向かった。

カレーキャラバンが出現するのは、「オラネウボーノ」という場所。
これは以前お話を伺ったことのある田中元子さん(グランドレベル代表)が
新たにつくった場所だ。ここも気になっていた。

都営新宿線「菊川」駅。はじめて降りた。地上に出て大通りをまっすぐ。勘だけだ歩いた。信号待ちをしていると、カレーの匂いが漂ってきた。が、それはフルバリというインド料理のお店から流れてきたものらしかった。
信号をわたり、スマホのマップを確認しようと立ち止まったら、そこが「オラネウボーノ」だった。大通りに面していたんだと少しばかり驚く。

ビルの1階にあるオラネウボーノというスペースの入り口付近
オラネウボーノの店構え

この場所には、三つのシェアキッチンが入っている。加藤先生のシルエットが一番奥のキッチンに見える。挨拶を済ませ、ルールを教わる。
先生曰く「お代はいただきません。そのかわりに一五〇文字の作文を書いてください。カレーはいわばその原稿料です。原稿のお題は〝わたしとカレー〟です」
なるほど。〝#わたしとカレー〟とはそういう意味だったのか。よく見ると、〝write_and_eat〟のハッシュタグも付いていた。書かなければ食べられない。

先生が用意したオリジナルの一五〇文字の原稿用紙に向かう。あまり気負わず。そう、それがよい。大根カレーのことを書いた。おしりの文字数を合わせることだけを考えて。と、書き終わる前に先生からカレーがサーブされる。旨そう。でもまず書き上げなければ。

カレーと私が書いた150文字の原稿用紙
カウンターで原稿を書いた。すると先生からすかさずカレーが提供された

加藤先生と話すのはいつも楽しい。カレーキャラバンの歴史など伺いつつ、カレーを頬張る。程よい控えめな辛さ。

食べ終わって、先生の著作などを読んでいると、「つながるカレー第一号」(2013年)をいただいた。そのZINEで小鍋会というものも知った。おもしろい。

加藤文俊先生のZINE「つながるカレー」の表紙
おそらく非売品のZINE「つながるカレー」

このキャラバン、次回も参加したい。

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