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【プチ栄養学】バランスのいい推しごはん、簡単にどうやって作る?

Twitterやブログで“推しごはん”について発信していると、時々「推しごはんって何?」「何を作ればいいの?」とお問い合わせをいただきます。

これだけレシピがあふれているのに、というより、あふれ過ぎているからこそ、何を作っていいのかわからない。
毎日毎日献立のことを考えなければいけなくてつらい。
いつも同じような料理になって罪悪感を感じる。
味つけに変化が出ない。
美味しいと思えるレシピに出会えない。
惣菜を買うと負い目を感じる。

ワーママを取り巻く感情は本当に複雑で繊細ですよね。

人にはあまり言いたくない心理も働くため、誰かに相談しにくい、手を抜いてることがわかって恥ずかしい、人と比較して落ち込むなどなど、ドロドロした感情に揉まれるということも、私自身非常によくわかります。

SNSをやっていると、家事全般や料理が得意な人の発信も目にするため、どうしても自分と比較してしまい落ち込むことも。

私も過去、まさにそんな自己嫌悪、自己否定を繰り返していました。
もうコンプレックスの塊。
ときに料理が辛くて辛くて、本当に泣きながらキッチンに立っていたんですね。

それでも“なんとかしたい”の気持ちから、栄養学、消化・代謝の仕組み、食べ方などについて“知る”ことで、コンプレックスだったものが大きな自信に変わっていきます。

情報があふれる現代だからこそ、本当に信じられる情報は自分で選び取らないといけないわけですが、基本的なことを押さえておけばそれほど不安に思う必要はありません。

むしろ“基本をきちんと把握する”ことで、自分の得意が育ち、それが“私の料理”の軸になっていきます。

私が提案している食べ方の一つのコツが、次の10点がバランスよく摂れているかどうか。

1.レバーや赤身の肉類
2.さけ/しらす干しなどの魚類
3.卵
4.豆類
5.緑黄色野菜
6.果物
7.乳製品
8.すりごま
9.ごはん/うどんなどの炭水化物
10.オリーブオイル/ごま油/バター


バランスの良い食事の仕方にはさまざまな方法がありますが、自分にとってわかりやすく使いやすい指標を持っておくのがいいですよね。

数日から1週間のうちに、この10点がとれているかをメモしたりチェック表を作ってみたり。“書き出す”のはとても有効な方法ですね。

実際に目に見える形にしてみないと、どんな食生活を送っているか現状を把握するのは難しいこともあります。


我が家の場合、この10点と家族の好みを考慮して、次のようなマイルールを持っています。

✔︎鮭のお刺身を献立ルーティンに入れる
✔︎ご飯にしらす干しやすりごまをかける
✔︎子どもが好きな高野豆腐を玉子とじ、アスパラガスのベーコン炒め、スティックにんじんなどを定番メニューにする
✔︎汁物で野菜をとれるようにする
✔︎ご飯に雑穀を加える
✔︎朝食と夕食に果物を出す


自分が簡単に用意できるルールを作るだけで、献立を考える苦悩から少し解き放たれる気がします。
ぜひ自信を持ってマイルール、作ってみてくださいね。



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高野七緒@栄養コンサルタント
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