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9月9日「読んだ!最高だ!」

マガジン購読者のみなさまへ 
──愛してます、まじで

きのう「この話は明日公開するぜ」とほくそ笑んでいたわたしへ 
──それ、読み返したら羞恥心で首を捩じ切られて公開なんてできなくなるよ 書いたものはさっさと出しなね



じぶんの書いたものを客観的に読み返すとおぞましい気持ちになる。

微かにじぶんを「よく見せよう」という浅ましさが透けているのだ。「明らかにおれさまをデカく見せよう」という孔雀のごとき大胆さもなく、「あわよくばいいかんじに思われたい」という好感度への強欲さが、自分自身だからこそ共鳴してしまい恥ずかしかった。

自分にたいして共感性羞恥に似たものを抱くことになるなんて最悪だ。しかし、創作とはそういう苦味を噛み続けるガムであることよ。


とはいえ、わたしは、みんなのかわいい自慢話を聞きたいと心の底から思っている。あなたのわずかに満たされた部分(幸福って満たされた状態のことだと認識してるんだけど、その一部)をこっそり覗いて、口角が緩む。わたしもわずかに満たされる。

あなたがひそかに投稿してる、そう、それです。

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