和洋のミックススタイルに。「竹アイテム」の魅力と取り入れるメリット
軽やかで、繊細なインテリアを楽しめる「竹」。日本に暮らす私たちにとって、馴染み深い素材ではないでしょうか。竹はその美しさだけでなく、多彩な使いみちやSDGsの観点からも、今改めて注目されています。今回は、和のテイストにも洋のテイストにも合う竹の魅力と、高野木工で人気の竹アイテムをご紹介します。
日本の暮らしに身近な「竹」素材
竹は、古くから日本の暮らしに身近な素材。縄文時代の遺跡からも竹素材の製品が出土するなど、その歴史を辿れば竹と日本人との暮らしが密接に関わっていたことがわかります。
竹を加工してカゴなどを編んで使用するほか、伝統的な日本家屋には土壁の芯として使われているなど、日本人の暮らしに竹材は多用されてきました。
さらには、茶道や華道の道具として、笛や尺八などの楽器として、竹刀や弓などの武道具としてなど、その使いみちは多彩です。しなやかで丈夫な竹は、遠い昔から私たちの暮らしを支え、伝統を継承する一助となっていたのです。
竹アイテムの魅力は?
古くから住まいに取り入れられてきた竹ですが、どうしても伝統的な「和」のイメージが強くて取り入れるのが難しい…と感じているも多いかもしれません。
ですが、最近では多くのインテリアメーカーがその実用性と美しさ、そして環境への配慮といった観点から、竹を積極的に取り入れた製品づくりを進めています。そのなかで、「洋」のテイストにも合うデザイン性の高いアイテムも増えてきました。
ここでは、改めて竹アイテムの魅力を紐解いてみましょう。
1.優れた機能性
竹アイテムは、さまざまな優れた機能性を持っていることが大きな魅力。先ほども触れたように、竹は古くから土壁の芯として使われてきたように寒さや暑さ、湿気などを調整する機能を持っています。また、丈夫で熱伝導率が高いことも特徴で、現代でも床材などとして活用されています。
2.さまざまなテイストになじむ
素材自体に主張の少ない竹アイテムは、和風、モダン、ナチュラルなど、さまざまなインテリアテイストに合わせやすいことも魅力のひとつです。ナチュラル感があり柔らかな色合いを持つ素材なので、木製家具にもなじみコーディネートしやすいでしょう。
3.軽量で扱いやすい
竹素材は、軽量でありながら加工性が高くさまざまな形状に形を変えます。その扱いやすさから、ランプシェードや収納カゴなどさまざまなアイテムが生み出されています。
4.環境に配慮された素材なのでSDGsに貢献できる
竹は環境に配慮された素材だということも、インテリアにおいて近年注目されている理由です。毎年地下茎の節にある芽から新しい竹が成長するだけでなく、伐採された後でも短期間で再生するという特徴がある素材。そのため、木材や他の資源と比較しても環境への負荷が低く、SDGsに貢献できるというメリットもあります。
和洋どちらの部屋にも。
高野木工がセレクトする「竹」アイテム集
竹アイテムを暮らしに取り入れたい、と思っても何を選べばよいのか迷ってしまいませんか。そのような時には、まず気軽にコーディネートしやすいインテリアのプラス1アイテムを検討してみてはいかがでしょう。ここでは、高野木工が厳選した、和のテイストにも洋のテイストにも合う竹アイテムをご紹介します。
1.Evert Pendant Lamp(LBV-11)
ホームインテリアのグローバルブランドとして知られる、デンマーク発祥のBloomingville(ブルーミングビル)。こちらは、北欧スタイルならではの洗練されたデザインに竹素材の持つナチュラル感をミックスさせた照明アイテムです。
繊細に編まれた竹のシェードから漏れる光は、優しく素朴なぬくもりを感じられるはず。和空間になじむだけでなく、モダンな洋の空間のアクセントとしても異彩を放ちます。
2.HIMALAYA/1815/
こちらは、1993年にオランダ・アムステルダムにて設立された、IT'S ABOUT ROMI のテーブルランプ。無駄のないシンプルな構成に、凛とした竹の素材感が活かされています。軽量で丈夫な竹でつくられているため、置きたい場所に気軽に取り入れることができ、インテリアを選ばずなじみます。時間の経過とともに色合いや風合いが変化していくのも、竹アイテムの醍醐味です。
3.ANDES/F/4723/
こちらも同じくIT'S ABOUT ROMI のフロアランプ。竹アイテムと言えば、竹かごのように編んだカゴ状のシェードを思い浮かべますが、こちらもテーブルランプと同様にベースや支柱部分にふんだんに竹が使用されています。
ナチュラル、北欧、モダン、和テイストなど、さまざまなインテリア空間に馴染む、懐の深いシンプルデザインが魅力。リネンのシェードを通して届く光は、優しくぬくもりに溢れています。
4.Rodi Pendant Lamp (LBV-16)
細い竹をゆるく編んで丸みを帯びたフォルムに仕上げています。ダイニング テーブルの上だけでなく、家の他の場所にもおすすめ。
SDGsな竹アイテムを、インテリアの選択肢に
木と同様に、竹も和洋ともに合わせやすく、優れた特徴を持つ素材。他の自然素材と比べても環境への負荷が低い竹アイテムは、暮らしに取り入れることでインテリアを楽しみながらSDGsにもつながります。
今回ご紹介した照明など、暮らしに取り入れやすい小さなアイテムからプラスすることで、竹の魅力を身近に感じられるはずです。あなたもぜひ、竹アイテムを手に取ってみてはいかがでしょうか。