「育てる楽しさ」も魅力。『本革ソファ』の特徴とお手入れ方法
そこにあるだけで、上質感を演出する本革ソファ。他のソファにはない、重厚感のある佇まいが魅力です。
本革ソファは、その素材の特徴から使い込むほどに色合いや風合いが増し、耐久性にも優れた家具。ソファを長く大切に愛用していきたい、という方にも「経年変化」を感じながら育てる楽しさを与えてくれるでしょう。
今回は、本革ソファの魅力に迫りながら、その特徴や、近年注目されているSDGsの観点から注目される「スプリットレザー」についても触れていきます。あなたも、本革ソファを検討する際に参考にしてみてはいかがでしょうか。
本革ソファの魅力は?
本革ソファは、その高級感のある佇まいが大きな魅力のひとつです。天然素材が持つ滑らかさ、艶やかさは、他の素材にはない上質感が漂っています。
色によっても印象が大きく変わりますが、どのタイプでも共通するのは「重厚感」です。本革だからこそ醸し出せるラグジュアリーな雰囲気は、部屋の印象をワンランクアップさせてくれることでしょう。
それでは、本革ソファの魅力、そして特徴を一つずつ見ていきましょう。
1. 耐久性があり長く愛用できる
本革は耐久性があり、使い込むほどに風合いが増す素材。また、傷や摩擦などにも強く、経年変化とともに味わい深くなっていきます。長く愛用することを考えると、丈夫なソファがいい、気に入ったソファをずっと使い続けたい…という方におすすめです。
納得のいく本革ソファをラブために、素材の種類や製法などもチェックしながら、どのくらいの耐久性があるのかを専門スタッフに尋ねてみましょう。
2. 四季を通じて快適に座ることができる
本革ソファは、人工皮革のソファに比べて通気性があり、四季を通じて快適に座ることができます。夏はひんやり、冬はぬくもりを感じられるのも魅力。座っている人の体温に合わせて、じんわりと暖かくなっていくため心地よく座ることができるでしょう。
3.デザインや色が豊富
本革は多彩な染色が可能なため、色のバリエーションが豊富なことも魅力のひとつです。また、仕上げや加工もさまざまであるため、シンプルなものから個性的なものまでデザインが豊富です。
インテリアのテイストに合わせて色やデザインの本革ソファを選ぶことができるため、お気に入りの一台がきっと見つかります。
4.ダニやホコリの発生が少ない
本革ソファは、ファブリック製のソファに比べてホコリやダニの発生が少ないことも特徴のひとつです。ただし、ソファの溝や縫い目などはダニが発生することもあるため、細かな部分も丁寧に掃除をしてゴミを溜めないようにする工夫をしましょう。
5.水が染み込みにくい
本革ソファは、ファブリック製のソファに比べて水が染み込みにくいことも注目したいポイントです。塗装仕上げや防水加工が施された本革ソファなら、水がこぼれてもさっと拭き取ることができます。
SDGsの観点から注目される「スプリットレザー」とは?
レザーには、本革である「トップレザー」だけでなく、これまでは廃棄されることが一般的であった床革「スプリットレザー」という種類もあります。高野木工では、SDGsの観点から、座クッション下のベースカバーに「スプリットレザー」を使用した製品が誕生しました。
地球環境や社会の持続可能性への危機意識の高まりを受けて、高野木工でも、床革やハギレなどの廃棄物を着色・加工して製品化する「アップサイクル」ソファを開発。
それがこれからご紹介する「セラムソファ」です。
高野木工の本革ソファ「セラムソファ」
高野木工の本革ソファ「SERUM(セラム)」ソファ。
本革ソファならではの高級感を演出するセラムソファは、あらゆるインテリアテイストに合うシンプルデザインが特徴。木製家具はもちろん、大理石やスチールなどさまざまな素材の家具によく合います。
こちらは、SGDsの観点から無駄なく環境にもやさしいスプリットレザーを使っていることもポイント。カラーは、キャメル、アイボリー、グレーとインテリアコーディネートしやすいカラーバリエーションを揃えました。
インダストリアルやモダンテイストにも合うシックな雰囲気のキャメル、華やかでエレガントなインテリアに合わせたいアイボリー、北欧テイストやナチュラルテイストにもなじむグレーと、あなた好みのインテリアに合う1台が見つかるはずです。
デザインだけでなく、座り心地にもこだわったセラムソファ。本革の持つ質感とクッションのほどよい弾力性、木枠フレームに S 字バ ネを張り込んでいるためコイルスプリング製のソファに比べて軽量なことも魅力です。ソファの背面もレザーで丁寧に仕上げているため、空間を緩やかに仕切るレイアウトでも美しく決まります。
セラムソファのサイズ目安
・2.5人掛けソファサイズ
幅1650×奥行860×高さ820(SH420)【㎜】
・3人掛け3人掛けソファ
幅1950×奥行860×高さ820(SH420)【㎜】
・オットマン
幅700×奥行500×高さ420【㎜】
・ヘッドレスト
幅560×奥行170×高さ700【㎜】
知っておきたい、「本革ソファ」のお手入れ方法
本革ソファは、定期的にお手入れをしていくことで長く愛用することができます。普段は乾いた柔らかな布で拭くなど、簡単なケアでよいため意外にお手入れがしやすいと感じられるでしょう。
ただし、製品や素材によっては特別なお手入れを必要とする場合があるため、購入時には、よく確認しておきましょう。
ここでは、本革ソファの一般的なお手入れ方法をご紹介します。
普段のお手入れ方法
日常的なお手入れは、ホコリや汚れを溜めないように柔らかい布などを使い、さっと拭き取りましょう。何かをこぼしてしまった場合は、放置せずにすぐに柔らかい布などで押さえながら優しく拭き取ります。水で濡らし固く絞った布で拭くと、目立たなくなることもあります。シミにならないよう、素早く対処しましょう。
その後は、しっかりと乾かして様子を見ます。自分では対処できない汚れが付いてしまった場合は、購入したショップに、対処方法を相談するのもひとつの方法です。
定期的なお手入れ方法
本革ソファの素材に合った、革用の専用クリーナーを使用して汚れを取り除きます。また革が乾燥しないようにコンディショナーなどで保湿する場合もあります。
柔らかでしなやなか革の状態を保つために、取り扱い説明書やスタッフに質問をしながら適切なケア製品を取り入れましょう。
日が当たり過ぎないように注意する
本革ソファの劣化を促進しないために、長時間、直射日光が当たらないレイアウトを工夫しましょう。また、エアコンや暖房器具の熱も劣化の原因となるため、熱を発するアイテムから離してレイアウトすることも意識してみてください。
定期的なお手入れで、自分だけの特別なソファに
本革ソファは、使い続けるほどに風合いが増し、愛着の湧く家具。耐久性に優れているだけでなく、高級感のある佇まいは、ソファを長く愛用したい方にもご満足いただけることでしょう。
定期的なお手入れは必要になりますが、その時間こそが本革ソファを「育てる」ことにつながります。手をかけて大切にケアすることで、唯一無二の「自分だけのソファ」になっていくことでしょう。
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