見出し画像

なぜ旗を立て続ける必要があるのか

大事な話をします。選挙活動や政治活動において、ポスティングやポスターを人任せにせず、自らやると学ぶことが多くあります。今日も1件あった出来事なのですが、マンションにポスティングをしにいくと、集合ポストが、オートロック式のエントランスの中にある場合が増えています。もし議員自らであるなら、管理人やオーナーの方に声をかけ、「選挙広報です」とか「政党広報です」とか「市政レポートです」と勧誘や広告ではなく、住民にとって必要な公共性のある印刷物であることをしっかり知らせて、中に入れてもらうと思います。そこで「政党は?」と聞かれて「政党がなんか関係あるのですか?」と聞き返さず、「○○党」ですと答えるとNGを食らう場合があります。それで入ってみて、ポスティングをした瞬間に驚くことがあります。他党のチラシはもう入ってるではないか。なぜ我々を止めようとしたんだ。

以前、大通りに面した場所に選挙事務所を借りる際に政党を伝えると何度も断られて苦労したという話をしましたが、今後も、こういうケースは増えると予想されます。それは、マンションは改築のたびに、エントランスをオートロック式に変えていくし、ポスト投函物や荷物の管理も、管理人やオーナーの意向で変えていくでしょう。ここで気づいてほしいことがあります。それはマンションに貼られているポスターです。駅周辺の大きなビルや大きなマンションをつぶさに観察してみてください。都心部で貼られているポスターの多くは自民党や公明党単独です。これはオーナーさんが支持しているということです。総合すると、今後どんどん我々がマンションの住人にアプローチすることが難しくなります。唯一新聞の折り込みチラシという方法がありますが、コストもかかるし、新聞の購読者数が減っているため厳しいです。ネット単独も限定的です。

誤解を恐れずに言うと、我々のメインのターゲットというのは、マンションやアパートなどの集合住宅のオーナーというよりは、住人の方です。賃借している人です。店子です。今後も、どんどん格差が広がるとすれば、昔から土地を持つ不動産オーナーの物件も増えていきます。不動産仲介や融資をやっている方ならわかりますが、与信管理があるからです。与信は取引を成立させればさせるほど上がります。

この前まで全政党のポスターが貼っていた住宅も立て壊しになり、貼れなくなり、単独貼りになりました。

もう言わんとしていることがわかりますね?有権者へのアプローチがシャットアウトされることが増える。だからこそ、街頭に立てということです。日々、駅に立って、スーパーに立って、交差点に立って、なんならマンション前に立てということです。住民が出てきたところでアプローチするしかないということです。みんなが立ってるから、僕も私もやらなくちゃじゃなくて、マーケティングの視点から、最も効果的だということです。特に集合住宅がメインの地域、公共交通機関が主要な交通手段の都心部では圧倒的な効果だということです。だから惰性でやるな、舐めるなということです。

毎日朝通勤し汗水して働く人の声、スーパーで夕飯の食材の値段1つ1つを目を皿にして比べ切り詰める一般的な生活者の声、障がいや病気、高齢などさまざまな事情で日々の生活にも苦しむ弱い立場の声を聴くためにも、変わらず飾らず、着実に確実に続けていくことを約束します。

高野はやと@江東区