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千代田区長選挙の応援へ

本日は、千代田区長選挙の応援へ。選挙も残り2日と終盤戦となり、事務所での裏方の作業がないということで、候補がお昼休憩中は、候補者カーでの遊説からの確認団体車での遊説と有楽町や秋葉原でスポット演説を小島敏郎弁護士と行わせていただきました。候補者カーでは運転手もウグイスの元区議の方も、江東区民ということで私のことを知っていただいており楽しく遊説できました。また、小池都知事の元側近で学歴問題を告発した小島敏郎弁護士の演説は聡明で論理的で大変勉強になりました。隣には、政治団体「Q」の街宣車が音声テープを流しており、昨年の東京15区補選の選挙妨害がフラッシュバックしました。毎日行われる千代田区長候補者討論会を見ても、ぶち壊し。現職がいる場合、1対1の構図に持ち込まなければ勝てないのが、首長選挙。特に東京23区は1対1の構図は最低必要条件。選挙妨害まがいの候補がいれば、現職が討論会に必然的に出なくなるので、現職との差別化ができなくなる。観ていて歯がゆい選挙戦。同じ日本政策学校で学び、都議選を経て区議に当選し、前回の政治家イベントにも一緒に出た「はまもりかおり」さん。討論会でも唯一区政のことをわかっており理路整然とした話をされていました。熱烈応援。

ここからは千代田区という行政区と政治活動による攻略について考えたい。はっきりいって、千代田区の攻略は、江東区のそれでは非常に難しい。前回の私の区議会の質疑でも例に挙げたが、人口が7万弱に対し、昼間人口90万人と約12倍。100万人を超える年もあることが前提だが、関東圏の中心に位置するため、まず通勤する人が絶対的にも相対的にも少ない。よって、朝駅に立つ効果が薄い。だって関東の人はみんな千代田区のオフィスめがけて出勤するんだから。そして、居住地が分散しているのに加え、タワーマンション含め集合住宅が圧倒的に多い。所得も高い。いわゆる空中戦による住民へのアプローチ方法を本気でやるなら、スーパーか街宣車を日頃から回すかになる。町会長であった江東区民の知人から町会の結びつきはかなり強いと聞くので、入り込めるかどうか。またミドルのサラリーマンや都営住宅がない地域であり、政策的にも地主をおさえるのは千代田区生まれ千代田区育ちでないと難しいので、ポスターも貼ることは難しいと思われる。また人口が少ない行政区のため、衆院小選挙区との重複も小さく、風を起こしても維持が難しい。区議からスタートし、1軒1軒回り切るのが一番の近道か。少し入るとすぐに中央区や港区、新宿区にはみ出してしまう。区外の人々ばかりなので、困り果ててしまう。都心のさらに中心に行く途端に空中戦が利かなくなる都心戦略ドーナツ化現象。

千代田区の政策については、インバウンド戦略というものを考えてみたい。つまり外貨を稼ぐということ。日本のそれと同じ発想。前提として、千代田区は区外から来る人が圧倒的に多い。ただ、千代田区の歳入の多くは、千代田区民からもたらされている。都区調整もされている。住環境などは悪化しやすいのに、環境を維持するのは区民。千代田区は他の自治体に先駆けて罰金付き路上喫煙禁止条例をはじめたが、こうした区外から来ることで住環境が悪化するものに、課金していく発想が大事になってくる。日本でいうと、訪日外国人に課せるものは、消費税や宿泊税、リゾート税、民間ならサービス税などである。我々がEU圏で物価が高いと感じるのは、時代によっては為替もあるが、消費税が高いのである。消費税を上げて、外国人から取り、品目による軽減税率などで国民に還付よる再分配をしているからである。戦略的な消費税がカギ。これは12年前スウェーデンで実況中継したとおりである。住環境の悪化、美化をどう負担してもらうかという視点は、特別区と言えど持つべき。

東京23区で、港区や文京区をはるかにしのぐほどの住みたいブランドを持つ千代田区。でも少し別物でした。やっぱり海辺、川辺があり、地域地域でさまざまな魅力をみせてくれる江東区がいいです。それでは江東区戻ります。

千代田区長候補「はまもりかおり」候補への投票をよろしくお願いいたします。NTT出身、2児の母、唯一の区議会議員。候補者討論会もぜひご覧ください。区政の政策は圧倒的です。地球温暖化、ヒートアイランドによる酷暑対策を、パラソルを立てることではなく、木を増やし、公園を増やし、樹木被覆率を上げることで対策していくとパッと答えた瞬間が素敵でした。

高野はやと@江東区