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子どもの特別支援のあり方について

午前は城東特別支援学校へ。今までこの事項だけは発信を控えていましたが、「子どもの特別支援のあり方」について、強い問題意識を持っています。1つは、子どもの数は減少しているのに、特別支援学校への入学及び入学を希望する人の数は増え続けていること。2.未就学児の発達障害支援施設への入所者が年々増加していること。3.発達障害と診断される子どもはここ20年間で10倍以上になっていること。4.私を含む大学の友人や起業家仲間を含め多くの発達障害の人たちを見てきたこと。5.出生率の低下に加え、都市化によるコミュニティの希薄化、共働き、ひとり親家庭など働きながら子育てする環境が極めて難しい現状、などのきっかけがあります。

授業見学に加え、校長、副校長、都の教材支援の責任者、主任、PTA会長などと意見交換をさせて頂き、大変参考になるお話を伺うことができました。区への要望も。特に1人1人に合った授業や教材づくりを熱心かつ親身されている教員の皆さまには心を打たれました。障がいの種類も様々で統一化、マニュアル化が非常に難しい分野。私も教育学部出身なのですが、なぜこの分野の授業を一つでも選択しなかったのかと猛省。

次は、江東区内にある特別支援学校の高等部を訪問させて頂き、卒業後の進路や職業訓練についてお伺いさせて頂く予定です。

非常にセンシティブな問題で一様ではないため、卒業後の就職を含めた子どもたちの進路、当事者の声を幅広く伺った後に、改めて私高野の考えを明確にお示ししたいと考えています。

美濃部都知事が「全員就学」を実現して今年で50年。それまでは重度の障害のある子どもは学校に通うことが許されませんでした。「すべての子どもが学べる権利」そして「すべての子どもが家庭環境で、未来が決して狭められることのない社会」を実現するために活動して参ります。

最後に、このような貴重な場をセットしてくださった千葉さきえ前区議に心から感謝。千葉さんは、4児の母、特別学級の支援員、障害者継続支援施設での実習などさまざまな経験をされていていつもご支援ご指導頂いています。立憲会派の政策にもアドバイスしてくださっているめちゃめちゃ頼れる先輩。いつもありがとうございます。

すべての人が誰かの助けを借りて生きています。わたしもあなたも。

高野はやと@江東区