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「怖気づくな」決起集会にあたってのメッセージ
大事な話をします。自民党の決起集会の写真が流れてくることがあります。ホテルの大きな会場を借りて大規模な集会。大臣、国会議員、首長、経営者など豪華な来賓。これを見て圧倒されます。マスコミもよくわかっていないから、その壮大な光景を写真に収め、拡散します。前の国会議員の時もそうでした。私もはじめて政治の世界に入った時は、正直驚きました。圧倒されました。でも、これは何も驚いたり、怖気づいたりするものではありません。会場に集まった500人は、まさに江東区54万人の人口の1%側の人たちです。我々は99%の人のための政策を訴え、押し進めようとしているのです。
皆さんは『金持ちお父さん、貧乏お父さん』という本をご存じでしょうか。ラットレースを抜け出す方法、ゆくゆくは自らが働かずして、お金を稼ぐ方法が書かれています。具体的には不労所得の理論とそれを得る方法です。大学時代、感銘を受けた記憶があります。あれから20年。不動産投資の本として、経営の本として、自己啓発の本として、アメリカンドリームとしてベストセラーとなっていますが、これには重大な欠陥があります。全員が実践できるわけはないのです。私はそれに気づきました。世界を知れば知るほど、社会を知れば知るほど、それがわかってきました。手元に資金があって、情報があって、土地を持って、ビルを持って、マンションを持って、事業を持っている人だけではこの世の中は成り立ちません。
話を戻します。自民党の会場に集まった500人は必ず選挙に行きます。自分のビジネスと直接利害関係があるから、家族ににも周りにも働きかけます。呼びかけると必ず集まります。時間があって、利害関係があるんだから、もはやそれは仕事の一環として参加します。
でも、我々が志す政治は、朝起きて駅に向かい、額に汗して働き、帰りはスーパーに寄って帰る。日中は子育てをして、夕方スーパーに行く。障がいや病気で働けず暮らしていけない。高齢になり年金だけで暮らしている。選挙を手伝っている暇はない。日中はなかなか参加できない。そうした人々の暮らしを向上させるための政治です。日々の政治活動もそうした人の声を聴くために、徹底的に駅に立ち、スーパーに立ち、街頭に立つ。イベントや行事に参加する。とにかく声を聴く。顔を売るなんて考えちゃいけない。声を聴くことに集中。その繰り返し。そうしたことを愚直に続ける。
この東京の都心部、江東区で徹底的にブレずに変わらず飾らず続ける。となりの芝が青く見えたら、自分の芝を、信念を持って耕す。
何も怖気づくことはない。99%のための政治を心掛ければ必ず勝つ。99%の人が、どこにいて、どんな想いで、どんな不安を持ち、どんな将来を描いているのか。それを知り、解決のために努力し続ければ必ず勝つ。
そして最後には、その強い想いが、熱意が、熱量が、1%の人の心をも響かせる。1人、また1人と集まってくる。人間は理だけでは動かない。情が最後には動かす。何度もそうした体験をしてきました。
そんな12日間にしたい。
高野はやと@江東区