dvsn「a muse」 和訳と感想〜インスピレーションはあなたから〜
今日はカナダのR&Bデュオdvsn(ディビジョンと読む)の「a muse」という曲について書きたいと思います。
そもそもdvsnってどんなアーティスト?
dvsnとはカナダのR&Bデュオで、ドレイクのレーベルOVO SOUNDに所属しているアーティストです。 メンバーはシンガーのダニエル・ダレイと、プロデューサーのナインティーン85の二人。
特にプロデューサーのナインティーン85はドレイクの曲のプロデューサーとして、そのキャリアを知らしめ、彼が手がけたドレイクの曲は以下の通り。
・Hold On, We're Going Home
・0 to 100
・Hotline Bling
・One Dance
などなど、本当に大ヒットしたものばかり。ドレイクの曲の中でもメロディアスな曲を多く手がけている印象です。そんなナインティーン85がシンガーのダニエル・ダレイを迎えて、ローンチしたプロジェクトがこのdvsnなわけです。
まず、ジャケットを見てみよう
はい。こちらが、ジャケットです。
ん?この絵どこかで見たことありませんか?
このジャケットは、オランダの画家、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をサンプリングしたものです。
どうして、この絵からのサンプリングかと言いますと、、、やっぱり曲名が「A muse」だから!かもしれませんね。
では、次は曲名に注目してみましょう。
曲タイトル「A muse」の意味って?
曲タイトルにもなっている「a muse」。ミューズと言うのはギリシャ神話に登場する芸術の女神のことで、現在では転じて芸術家に創作のインスピレーションを与える女性のことを指します。ちなみにこの曲は先週発売されたdvsnのアルバム「A Muse In Her Feelings」にも収録されており、そのアルバムのジャケットがこちら。
こっちの方がよりミューズ感が強い仕上がりになっております笑
では、次は、歌詞について見ていきましょう。
ミューズ感溢れる歌詞を見てみよう!
When I'm in a bad mood
It's good to know I have you
You got niggas from your past that still ain't past you
But you're on my time
But you're on my time now, and are past due
Now that we finally got them out the way
All bad decisions that I wanna make
I want your body in a million ways
Nobody ever makes me feel the same
[Chorus]
'Cause when I'm with, you
Arch it up, nice and slow
From the back, ooh
I'm about to lose control
'Cause you're my muse
Don't hold back, let it go
What did I do?
Only you will let me know
[Verse 2]
On me like a tattoo
I don't wanna take it out, but I have to
But only for a second, then I'm back in
You know when I come and how I'm packin'
Look over your shoulders, put your back in
You're leavin' in the mornin', you're supposed to be packin'
Yeah, we gon' have to push that flight back
Said you gotta go, you brought it right back
Those calls, those texts, you don't write back
Forgot about your phone, my sex is like that, like that
はい。てな感じの歌詞です。英語だとなかなかわかりづらいかなあ。ネットでに和訳がなかったので、僭越ながら自分で和訳してみました。本当に一から訳したので、誤訳があるかもしれませんが、参考程度に見てもらえると嬉しいです。
落ち込んでいる時、君がいてくれてよかったって思うよ。
過去の彼氏とは終わってないかもしれないけど、
でも君は僕といる。今君といるのは僕なんだ。
そして昔のことは過ぎていくんだ。
僕の下した決断で、とうとう僕ら道を外れちゃったね。
最高のやり方で君を愛したい
そんな風に思った人今までいないんだ
だって君といるとさ、
アーチがゆっくりいい感じに上がってさ
後ろから見るとね
我を忘れてしまいそうになる
だって、君は僕のミューズだから
抑えないで、そのままにしてて
僕はどうしたらいい?君だけが教えてくれる
タトゥーみたくくっついてさ
離れたくないんだけど、でもそうしなきゃ
たったの一瞬で、戻ってくるよ
ねえ、出かけようと準備しながら、なんだか不安で
そわそわしてしまう。すごく頑張らなきゃって
朝、出かける準備してて、君が発とうとしてる。
飛んで帰ってこなきゃだね。
君が行かなきゃって言うんだ。すぐ戻ってくるよって
そんな電話、そんなメール、僕は君に返信しない
ケータイの存在なんて頭から忘れさせる
僕との関係ってそんな感じ
なんとも情熱的でうっとりするような歌詞!
サビに出てくる「アーチ」って一体なんのアーチのことなんでしょう笑。
なんて想像がついつい膨らんでしまいますね。
では、次はメロディの元ネタについて見ていきましょう。
元ネタのサンプリングソースは?
この曲は、1974年に発売されたロニー・リストン・スミスの「a garden of peace」と言う曲がサンプリングされています。 本当に美しく繊細、そして哀愁漂うピアノのフレーズに惚れ惚れしてしまいますね。
ちなみに、この曲はjay~zも「dead presidents」と言う曲でサンプリングネタとして使っています。
いいビートは冒頭を聞いただけでわかるなあと実感しますね。
では最後にMVと一緒に曲を聞いてみましょう。
ピアノの上に乗るのは、少々やりすぎかなあと思いますが、楽曲の世界観を忠実に再現したMVです。冒頭の目隠しのところとか、恥ずかしいながらも一度はやられたい!笑なんてね。夜のドライブにぴったりの曲になってます。
いかがでしたか。dvsnのアルバムはSNS上でもかなり評判が良いので、またこのアルバムの中から曲を紹介するかもしれません。明日は、少し音楽から離れて、この曲タイトルの「muse」にちなんだお話をしたいと思います。
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