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フェアリー ゴッドマザー アイズ メソッド15色の才能 〜叱っている親御さんの気持ち〜
たいていの親子はバトルの連続です。
けれども、ずっと仲良しで、
友だちみたいな親子さんもいます。
私は前者でした。
娘のことを怒鳴り散らし、徹底的に攻撃しました。
自分が子どもの頃も親とそんな関係だったのです。
毎日のように母親と激しい喧嘩をしました。
では、私や私の母が娘を可愛くないかといえば
ほぼ溺愛に近い状態でした。
大切だからこそ、つい一生懸命になってしまう。
多くの親御さんもそうではないでしょうか?
ところで後者の親子さんと言うのは、
私が24年間、造形絵画教室を主宰する中で見てきた
穏やかなお母さんたちと、そのお子さんたちです。
以前もブログで書いたことがありますが、
穏やかで賢いお母さん達には、共通の特徴がありました。
・どんな時でも子どもの味方になる(子どもの不利益になることは言わない)
・子どもに何か指摘するときは、小声でそっと優しく教えてあげる(辱めない)
・私(家族ではない誰か)との関係を直接築くことを許してくださる
・言うことはきちんと伝えるけれど、感情的に怒ることがない
・自分の世界を持っていて、人の応援もできる限りする
・子どもの意志を尊重し、子どものルールやペースを崩さない
・人の悪口や噂話は決してしない、常に穏やかで美しい笑顔を絶やさない
・何があっても子どものせいにはしない(忘れ物をしたのは親の不注意ですと言って下さる)
そんな人たちでした。
そんな人たちに育てられたお子さん達がどうなるかといえば、
同じようになるのです。
人に優しくし、助けを求めている人のフォローに回り、
他人の良いところを見つけ、穏やかでブレることがない。
そして何より人生を楽しもうとします。
偏差値とか学歴とかではなく、
自分が夢中になれるものを探して一生懸命に生きようとします。
たくさんの失敗をしてへこたれず、
新しい挑戦をしては、経験談を報告してくれます。
そんな様子を見るにつけ、
ダメ親だった私も賢母に学び、
それがフェアリーゴッドマザーのメソッドの元になっているのです。
それではここで、
子ども達にどんなふうになって欲しくて、
ついお母さん達が怒ってしまうのか、
その結果として、お子さんはどうなるのかを見てみましょう。
乱暴で激しいままだと、他のお子さんに迷惑をかける。
将来暴力を振るうようになったら困るから、我慢強い穏やかな子にしっかり躾なくては。
↓
赤色の才能を持つお子さんは、
怒れば怒るほど抵抗して対抗し、激しい性格になっていきます。
だから叱ると逆効果なのです。
意地悪でプライドばかり高いと、嫌な子になってしまう。
将来仲間外れにされてイジメられると困るから、もっと謙虚で優しい子に育てなくては。
↓
オレンジ色の才能を持つお子さんは
叱れば叱るほど卑屈になって意地悪や悪口が多くなります。
だから叱ると逆効果なのです。
忘れ物ばかりして、人の話を聞かない子ども、勉強もすぐに飽きてしまうから
成績も先生の印象も悪くなってしまう。もっと注意深い努力できる子どもに育てなくては。
↓
黄色の才能を持つお子さんは
叱れば叱るほど、自分の大好きな空想の世界に逃げ込むようになります
だから叱ると逆効果なのです。
嘘をついて、くだらない話ばかりしておしゃべりが止まらない子。友達はいなくなるし、
人様の信用もなくなってしまう。もっと誠実で真面目な子に育てなくては。
↓
黄緑色の才能を持つお子さんは
叱れば叱るほど得意な嘘を使ってごまかそうとします。
だから叱ると逆効果なのです。
優柔不断で、何も決められない子。こんなことでは社会に出てから評価される人間にならない。
もっと堂々として、どんな難題でもテキパキと判断できる子にしなくては。
↓
緑色の才能を持つお子さんは
叱れば叱るほど自信を失い、一人では何も決められない大人になります。
だから叱ると逆効果なのです。
臆病でビビリで天真爛漫さのカケラもない子。こんなことだと社会に出て冒険ができない。
もっと自由で勇気のある子どもに育てるための経験を重ねなくては。
↓
水色の才能を持つお子さんは
叱れば叱るほど自信を失ってより臆病になり、意固地な安定だけを求める子になります。
だから叱ると逆効果なのです。
屁理屈や文句ばかり生意気な子。こんなに偉そうだと社会で受け入れてもらえない子も知れない。
もっと協調性があって、思いやりのある子に育てなくては。
↓
青色の才能を持つお子さんは、
説教をすればするほど意地になって、持論を繰り広げ余計に頑固になります。
だから叱ると逆効果なのです。
人と違ったことばかりやりたがる、奇妙で奇抜な行動をとる子。人と同じことができるようにしてあげないと周りから変に思われて社会に出てから困る。もっと常識を教えてあげなければ。
↓
紫色の才能を持つお子さんは、
枠や型にはめようと思えば思うほど自分軸がブレてしまい、ただの奇抜な変わり者になります。
だから叱るのは逆効果なのです。
甘えん坊でベタベタして、人に頼ってばかりいるダメな子。
自立できなかったら将来困るのはこの子だから、もっと突き放して厳しくしなければ。
↓
ピンク色の才能を持つお子さんは、
厳しくすれば余計に甘えて依存的になります。
だから叱ると逆効果なのです。
内弁慶で人前で挨拶もできない子。ちゃんと話せなかったら、どんなに心の中で良いことを
考えていても、人には分かってもらえない。もっと自己主張できるようにしなくては。
↓
薄橙色の才能を持つお子さんは、
叱れば叱るほど自信をなくして人前では話をしなくなります。
だから叱ると逆効果なのです。
がめつくて意地汚い子。いつでも人のものまで欲しがって。こんなことじゃ常識が通じない子になっちゃう。遠慮してわきまえることを教えなくちゃ。
↓
黄土色の才能を持つお子さんは、
抜け目なく得をしようとする才覚があるので、叱ると自信がなくなり、ガメツイだけになります。
だから叱ると逆効果なのです。
ゴロゴロして怠け者な我が子。こんなに働くことが嫌いで将来ニートにでもなったら心配!
世間になんて言われるか。もっと鍛えて一生懸命働ける人に育てなくちゃ
↓
茶色の才能を持つお子さんは、
大らかで包み込むような心の広さがあるのですが、叱られると面倒臭くなって動かなくなります。
だから叱ると逆効果なのです。
虫を踏み潰したりして、残酷で気味の悪いことが好きな我が子。人から、ちょっとおかしいと思われたら困ってしまう。もっと普通に振る舞えるように品行方正な子にしなくては。
↓
黒色の才能を持つお子さんは、
未知の世界への好奇心の塊です。叱られると反抗心で幸せのために好奇心を使えなくなるのです。
だから叱るのは逆効果なのです。
ぼーっとして目立たない地味な子。もっと皆さんに覚えてもらえるような覇気のある言動ができないと、受験でも就職でも不利になってしまう。もっとハキハキとした子にしなくては。
↓
灰色の才能を持つお子さんは、
叱ると自分軸が揺らいで、余計にボーッとして何を考えているのか分からなくなります。
だから叱ると逆効果なのです。
妹におもちゃを貸してあげられないような心の狭い子。人の口をつけたものも嫌がるし。
どうしてこんなに潔癖症なんだろう?もっと大らかに誰とでも仲良くできる子にしなくっちゃ。
↓
白色の才能を持つお子さんは、
他人をテリトリーに入れないことで秩序を保とうし、叱ると余計に人を遠ざけ孤立します。
だから叱ると逆効果なのです。
どうでしょうか?
読んでお分かり頂けたと思うのですが、
なぜお母さん達が叱るかといえば、
他人の反応を想像して焦ったり困ったりしているのです。
それはお子さんに対する愛ゆえです。
けれど、人にこう思われると困るから、
社会に受け入れられないと困るから、
そんな、あるかないか分からない反応を考えて不安になって、
大切なお子さんの天才性を潰してしまったら勿体ないですよね。
「社会の常識は」とか、「そんなに世の中って甘いもんじゃない」、
「他の人に迷惑でしょう?」とか「できるように努力しなさい」、
「人からどう思われるか考えなさい!」などという言葉が口をついて出たら、
ホントにそれってそうだろうか?
もしかしたら思い込んでいるだけなのかも?と、
ご自身の言葉を疑ってみて下さい。
一番大切なことは、
子どもの気持ちを注意深く尊重してあげること。
無い物ねだりをせず、あるがままを伸ばすこと。
そのままであなたは素晴らしいというメッセージを伝え続ければ、
もらった愛を次の世代にリレーしていく子どもに育ちます。