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その品、取り戻しますか?
(画像が外貨なのが若干不満ではあるが、やむなし)
質屋:財産的価値のある物品を質として担保に取り、流質期限までに弁済を受けないときは当該質物をもってその弁済に充てる条件で金銭の貸し付け業務を行う事業者を指す
街歩きをしていて、古い佇まいの質屋を見つけた。時代劇や物語の中で認識しているものだが、実際に見かけることって珍しいなあと思った。
ブックオフに始まり、大黒屋、セカンドストリートなどに品物を買い取ってもらうのはよくある話で、「断捨離で出た不用品を売りに出して、美味しいご飯を食べたいです!」みたいなインタビューに答える主婦を夕方のニュースを見たこともある。
実際私も買取業者に依頼したことがある。引越しに伴い出た不用品を一掃してもらった。いいお小遣いになったのを覚えている。
お金に困って、工面するために質屋に預ける。「預ける」ということは、その品物を回収したいってことだもんね。だってはなから諦められるなら品物を売ってしまえばいいのだから。今は手放して目の前の問題を乗り越えなければならない。でも必ず取り戻したい。そういう人が質屋を使うんだろうなと思っている。
回収したいほどの大切な宝物を持ち合わせていないのかもしれない。買い替えがきくものが多いから、宝物として残しておきたいと思ったことがないのかな?
物を持ちすぎて、なにが本当に大切な物なのかを忘れてしまっているのかもしれない。断捨離で一掃しない限り、物の価値を確認できないのかも。
そもそも質屋に預けるような、価値のあるものを手にできていないのかもしれない。俗にいう家宝なんてものがあるお家はあるのだろうか?
なんてことを想像してしまったのでした。