変わらない風景
郡司です。
平成最後の日は神奈川の墓参りをしました。その時間だけ雨に降られず、滞りなく終わりました。
平成は31年
今年で31歳
メデイアのお祝いムードとは違いますが、ちょっと感慨深いところがあります。
GWはお出かけや旅行など、外出する人も多いと思いますが、田んぼのある田舎ではこの連休に田植えを済ませるところも多いかと思います。
茨城県鹿嶋市にある山之上という谷津田です。
鹿島神宮の森と昔は繋がっていたこともあり、豊かな森と森の谷地に田んぼが広がっています。
電信柱もなくとても素敵な場所です。
谷地にある田んぼなので、自然と湧き水が小川に流れ、その水を使って米を作れるほど沢山の水が湧いています。
田んぼの広さもあまりなく、しかも泥深い。つまり機械も入らない、とても手間がかかる田んぼ、谷津田。
でも生き物にとってみるととても良い場所なんです。
手作業で耕しました。
田んぼ脇の小川にはカワトンボやメダカも泳いでいます。
さて、問題。次の写真に写っている物はなんでしょうか!
※虫など嫌いな人はちょっとびっくりする写真かもです笑
去年の稲株にしがみついている3体!
これは抜け殻なんですが、
実はトンボのヤゴの抜け殻!
3体が合わさっているのは珍しく、ついついパシャり。
春から初夏にかけて見られる、シオヤトンボだと思います。
シオカラトンボの仲間ですね。
去年から残っている稲株を使ってヤゴからトンボに変わる。
稲株をギリギリまで残しておくと、ヤゴが喜ぶのだと知りました。
その他にも田んぼの中でオタマジャクシや沢山のコオイムシも発見!シュレーゲルアオガエルも!
森にはオオタカが飛んで狩りをしているところや、フクロウの鳴き声も聞こえてきました。
この時期の谷津田は生き物の賑わいで大変な手作業中に面白い発見があって楽しい。
いつまで、この鹿嶋の田んぼに関われるか分かりませんが、本当に大切で素敵な心落ち着く場所です。
6月になるとホタルも沢山飛び交う。
季節を通して見ていきたいですね。
郡司