見出し画像

ZINEフェス静岡に出店しました

こんにちは、たかなみ書店です。

10月26日、ZINEフェス静岡に出店しました!


たかなみ"書店"と銘打ってはいますが、店舗は持っていません。オンライン書店の開業を目指しながら、ZINEを作ってイベントで売るというのが現在の活動方法。

たかなみ書店としての活動をはじめた(=自作のZINEを売り出した)のは、9月22日の文学フリマ札幌9から。イベントの出店はこれが二度目。


出店レポート


開催場所は、静岡パルコ前の歩行者天国。ZINEが好きで集まってくる人より、ZINEという言葉すら知らない通行人のほうが多いでしょう。ガンガン話しかける接客が苦手なわたしには不利ですが、逆境であるほど燃えます。


数あるZINEフェスの中で静岡を選んだのは、夫の出身地であり、第二の故郷のように思っているから。

ただ、思い入れはあれど、遊びに来てくれるような知り合いはいません。アウェーな環境でどこまでやれるか、腕試しのつもりで出てみることに。


設営について

机・椅子などは各自での持ち込み。ベランダテーブルベランダチェア、いつもはベッドの脇に置いているサイドテーブルと、家にあるものを有効活用していく。

A3のポスタースタンドにお品書きを飾ったのが目を引いていて、良かったかなと思います。


屋外イベントは初めてで、風があることをすっかり忘れていました。

ポスタースタンドが倒れたり、しおりとステッカーが吹き飛んだり、大変な事態に。想定していたレイアウト(※写真は吹き飛ぶ前の姿)とは変え、ステッカーとしおりはサンプルのみを飾るなどしました。


売れ行きについて

ZINE・ステッカーセット・短歌しおり
無料のポストカード。裏面にはZINEの冒頭試し読みが載っています


文学フリマ札幌での目標売上は30冊、結果が32冊。今回は10冊も出れば万々歳だろうと思いました。

「売るぞ!」という気持ちが強かった文学フリマに比べ、ZINEフェスでは、通行人相手にどこまで頑張って営業できるのかを知りたかったので。


それが、結果から言うと、

・ZINE 19冊
・ステッカーセット 5個
・短歌しおり 5枚

このような売上に。上々です。




売れ行きがよかった要因は、ハロウィンイベントと被っており人通りが多かったこと。

お客さんのほとんどが偶然通りがかった人で、ZINEという言葉自体を知らない人もわりといたように思います。


文学フリマでは同年代の女性客が大半を占めていましたが、親ぐらいの年代の方や、カルチャー感度の高そうな男性など、客層の幅もぐっと広がりました。

自分に似た人には共感して読んでほしいし、共通項が全然なさそうな人にも「こんな人もいるんだな~」と読んでほしい。そう思っているので、またひとつ可能性が見えた気がしました。


わたしは内気で、ガンガン話しかけて売るタイプではありません。気になって足を止めてくれた方に試し読みポストカードを渡し、立ち読みをすすめる、投げ釣りのようなスタイルの接客。


話し下手すぎて後悔した瞬間はありましたが、みなさんがとても優しくて救われました。通りすがりに「きれいやね!」と装丁を褒めてくれた方、応援の気持ちで本を買ってくださった方や、優しく話しかけてくださったお隣のブースの方々。

アウェーな戦いになるだろうと勝手に闘志を燃やしていましたが、ものすごくアットホームでした。すごく楽しかった……!



買ったもの

ブースがお隣だった #ニューノーマルシズオカさんのZINEをゲットしました!

サボテンのインパクトがすごい


静岡にまつわる話題を集めたZINE。するどい考察が多く、夫(静岡県民)も大共感しながら読んでいました。

静岡県民が「祭り好き」かつ「おとなしい」県民性だというの、すごくわかります。なぜか大道芸のイベントが多いよねという話をちょうど義実家でしていたところで、ドンピシャで面白かったです。宝石店がやたら多いのも。「2月」と「4月」のイントネーションも確かに逆だ。

地元ならではのZINEって良いな……!わたしも作ってみたくなりました。


ZINEフェス静岡、楽しかったな。また出たいです。

↑旅行エッセイZINE『どういうわけかドタバタ旅』・短歌しおりはこちらのサイトからお買い求めいただけます。

たかなみ書店

いいなと思ったら応援しよう!