従者の話

こちら、第10回トロロ Like a Jewelの感想とかシクフェ舞台(レガリアとデイライト)辺りのネタバレとか諸々を含みます、良いね?


というわけで、ある所に従者の女の子がいました。

シークフェルト生のその子は、同じくシークフェルト生の主君たる女の子に仕えることを己が使命として、
時に裏から支えながら、時に諌めながら、
表も裏も併せて主君たる女の子を輝かせんと日々努力しているのです!

と、こう書くと従者である以上、大賀美詩呂りんの話である事はまぁ、言うまでもないのですわ。

でもその一方で、この従者を騎士、或いは蒼玉の君と読み替えると、あら不思議(?)
大賀美さんについての話のはずが鳳ミチル先輩についての話に見えてきますよね?ね?

おおがみ と おおとり、少し似てますし!(錯乱


失礼、話が逸れました。

万能系舞台少女という点でも共通していますよね。という事は、長所としての便利役として立ち回れることも共通しています。

でも、その一方で、主君を立てるために自分の輝きを必要以上に抑えたり、自分の輝きより主君の輝きを優先したり、と言ったことも事実あります。

だからこそ、舞台Delightやアルカナストーリーの皇帝幕間では雪代さんがミチル先輩と対峙して、レヴューで対決してましたし、
舞台レガリアでは雪代さんと対峙したのは大賀美さんだったのだろうと思います。


いえ、確かにレガリア普通に観てた時は私も、阻む壁に対して納得がいかない!で噛み付いてる大賀美さんの方に心を寄せてみてましたけどね?

ついでに言えば、皇帝幕間でも述べられてますが、雪代さんはそういう、
自力を出さずに従者に徹するより全力でお互いのキラめきをぶつけ合い、燃焼し合う方を好みますし、
その手の引いた感情には全力で発破かけていくタイプですから、白金の君としてのキラめきもですが、エリュシオンの為、それぞれの舞台少女を燃やし尽くし、燃焼させ尽くす為の、舞台装置たる役割も持てるのだと思います

白金の君が独力でそれが成せるのか、はたまた他舞台少女との支え合いあってなのかは今回の怪文書記事の主題ではないので置いておきます(カプ解釈の余地を残していくスタイル)


ところで白金の君雪代さんと対峙させられつつ、万能系舞台回しを兼ね、実力を隠しながら、自分で決めた「舞台少女たる自分はこうでいたい」、
という役割に徹してるシークフェルトの舞台少女は、ミチル先輩、大賀美さんの他にももう1人居るんですよね。


そう、真珠の君鶴姫やちよちゃんです!

アルカナでの彼女はまぁ、今更語るまでもないとは思うのですが、自分の役割、立ち位置を決め、それを好んでそこから動かない事で、実力を全開に、全力で燃やし尽くして舞台に立ち向かうという事を基本、してませんでした。

その結果、2:1、1:2のレヴューになる訳ですが、自らの心の声と対峙して、というとオカルティックですが、自分の心の底から溢れ出る感情に従い、ポジションゼロを目指して歩み始める、って事なのですよね

で、今回の大賀美さんもそういう点で、自分の決めた、ステラちゃんの付き人/従者というポジションから歩き始めて、あの泥棒猫(人聞きが悪い)を殴り倒してポジションゼロに立とうとするのかなって思うとnote描きたくなる衝動に駆られたのよね


ところで、泥棒猫と呼称してしまった小鳩良子ちゃんのステラちゃんへ与えた影響としては、どうみてもトラウマにやられていたステラお嬢様を立ち直らせ、ポジションゼロへと向かわせる活力になったという点で、どう考えても好影響しか与えてない訳ですよ。

ですので、メイドとしては、従者としては主がトラウマから立ち直り、前を向いて歩けるようになった訳ですし、歓迎すべき出来事である、それが自分の手によらないものだとしても。

というのが一般的?メイド視点の解釈になる訳ですね。

ですがお付きのメイドともなると話が微妙に変わってくるんですよね

いえ、"本来の役割"としての立場は変わらないのですが、お付きの、それも歳の近いメイドって言うのは、立ち位置的には家庭教師やお目付役としての立ち位置もありますが、姉妹や兄弟、或いは友達にも等しい立ち位置も一緒にある訳ですね?

だからこそ、創作では身分違いの恋、なんて扱われ方をすることも多い訳ですが……

そんな立場の大賀美さんからすればその身全てを捧げてる主人が横から出てきた小鳩ちゃんなに取られたも同然なわけで、敵愾心や嫉妬心なんかが生まれてもおかしくない訳ですよ。
いくら大人っぽいと言えども年頃の女の子なのですわよ

というあたりが今イベ6話まで読んでた内容ですね

そして、この内容を受けて、思うのが

大賀美さんはここから、大賀美さんがあろうとする大神さん自身の立場(ステラお嬢様の成長を喜び、自身は一歩下がったまま続ける)に殉じるのか、

それとも(雪代さんが言うような、)技量、才能全てを全力で燃やし尽くして、立場を抜きに感情のままにひとりの舞台少女としてポジションゼロを、目指すのか

というカタチに持ってくのかなぁとか思ってます。




あたしはどうなって欲しいか、っていえば、難しいよね……

あたしもあたしで一度はメイドを目指した身だし、そういう点であれだけメイドに殉じようとしてる大賀美さんは尊敬してるし、報われて欲しいと思う一方で、

雪代さんやキリンではないですが、それだけの、頭ひとつ抜けてる状態での本気がどれほどのものか、めっちゃ気になりますよね。

でもステラお嬢様にとっての大事な友達を傷つける、引いてはステラお嬢様ともさえ戦うことになるかもしれない、そんな辛さをあまり味わせたいわけではないのよね……

悩ましいわ。特に一般的に言葉のキャッチボールというか順番に喋ることになりがちなシアターゲームでの機転や即興への強さを観てるとね、どうしてもどちらも見たくなるもの。

シークフェルトの先輩(と思い込んでる夢女)としては、見てることしかできないのが歯痒いわぁと言うあたりで筆を置こう。7話の前に投稿したかったし!

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