医療用医薬品の流通悪化に対する自己防衛策

いやぁコロナ患者激増ですね。
うちの店舗でも多い日だと15人くらいは陽性の患者さんが来られます。
そのたびに車の中で待機中の患者さんに薬のお渡し&説明に行くので、現場はガリガリ体力が削られていきます。
去年の夏もコロナ患者はすさまじい数だったけど、今年は5類に分類されてみなさんの危機感も薄まってるので実数的には去年以上になるかもしれませんね。

そんな現状ですが、コロナが流行りだしてから医薬品の流通がだいぶ滞っております。
特に現時点で咳止めが圧倒的に足りない。
ところが何故か医療用医薬品と同成分の市販の咳止めは普通に流通してるんですよ。
医療用医薬品として販売するより市販薬として販売する方が圧倒的に高く売れるからね、仕方ないね。

というわけで咳が酷くても病院で咳止めを出してもらえない場合の簡単な対処法について軽くご説明を。

複数の市販医薬品の併用

市販の咳止めとして有名なのはメジコン錠ですかね。
これは医療用医薬品と同成分で比較的安全性も高く、現時点でも市販品は手に入りやすいでしょう。
ただ効能としてはそこまで強力!というものではありません。
そこに漢方の麦門冬湯を加えます。
こいつは痰絡みの咳によく効く。
この2つは医療現場でも併用されるので、市販品をダブルで飲んでも大丈夫。

他にも「咳止め」と銘打った風邪薬はたくさんあるけど、エスエスブロン錠あたりも有効。
だけどこっちはメジコンに比べて少し眠気が出やすいから気を付けてください。

ではメジコンとブロンを併用してもいいのかと言われると少し悩ましい。
そもそも咳止めは性質的に眠気が出やすいのでダブルで飲むのは非推奨です。
漢方は眠気が出ることはないので、併用するならそちらをご検討ください。

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