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出会い系がSNSに変わった。SNSと生きている16年

僕はタカムラ、元芸人のイベンターだ

お笑いライブや地下アイドルライブ、配信の音楽ライブなどの主催をしている

皆さんにここで質問です

「あなたがもしお笑いコンビを組むとしたらどのようにして組みますか?」

大半の人が養成所で探す、仲いい友達と組むなどの選択肢をあげるであろう。

僕も最初は養成所で探そうとしたが恥ずかしい話友達ができず、僕のキモさは東京でも通じるんだという

切なくも悲しい現実に直面していた時、相方募集掲示板という物の存在を知る。

相方募集掲示板とは平たく言ってしまえばお笑いコンビバージョンの出会い系だ。

それによって相方が欲しい者同士が会って話をするという、出会い系が流行っていた頃でもあったので

そういうのであって組むコンビも珍しくなかったし、今もそんなコンビがいたりする

知らない者同士が出会うハードルは2005年頃にはあるSNSの出現で格段に下がることになる。

それがmixiである。

出会い系で結婚したとは言えないがmixiがきっかけはまだ言えるし会う前に互いの素上がわかるというツールとしてはかなり革命的な存在でした。

主催ライブを芸人時代にやっていた頃にも最初は仲のいい芸人や後輩を誘っていたものの、やはりライブをやるにはゲストという物も欲しいので、ゲストの交渉にも使ったりしていた

先輩で普段を声をかけづらかったり気を使ったりするような人間が相手でもSNSではそこまでやる必要がなく、ハードルの高い相手でもダメ元で交渉するのに使いやすかったりする。

相手の顔を見なくていい楽さも存在する。その分文章は丁寧にすることには気を使っていた

そのおかげで当時のあらびき団で人気だった先輩芸人が呼べた時は後輩に自慢できたのと同時に驚いた顔は忘れられなかった

その日のブログに「日本一のmixiの天才」という風に書かれていた

だからこそ会った人間にかなり驚かれる。

こんな人だったのかよ、とできる人に見せて何一つできてない悪い意味でのギャップがある。

むしろ最初から変人に思われた方がいいのだがそういうわけにもいかない、ので困る。

格言めいたことを言うならば「(SNSで会うときは)プラスのギャップは与えても、マイナスのギャップは与えるな」といったところだろうか。

マイナスのギャップしか与えられてないので僕はかなり苦労してるのだが、それさえなければSNSは便利なツールである。

ちなみに僕の大阪の知人に何かあるとすぐ「自殺します」とツイッターに書くカネミノブという男がいるのだが、会ってみると普通だしいい人だし、相談にもいろいろ乗ってくれる男がいるのでかなり頼りにしている。

これはプラスのギャップを与える例とは思うがさすがにやりすぎだし真似したいとは思いません(笑)

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