MathMLの系譜
MathML 1.10とMathML 2.0が、今年2023年4月7日に置換済勧告となりました。これからは後継のMathML 3.0(日本語訳)や勧告に向けて改訂作業中のMathML 4.0が主流になって行くものだと思われます。
ところで、MathMLはどのように改訂が進めれれて来たのかが気になったので、MathMLの系譜をまとめてみました。
まず、1998年4月7日にMathML 1.0が勧告になりました。
その後、改訂作業が進められ、2001年2月21日にMathML 2.0が勧告になりました。筆者がMathMLに出会ったのはこのころです。
そして、2010年10月21日にMathML 3.0が勧告になり、このとき、MathMLの一部だったXML実体に関する部分が文字に対するXML実体の定義(日本語訳)という形で分割されました。
現在は、ウェブブラウザでの詳細な描画方法に関するMathMLコア(日本語訳)、メディアタイプに関するMathMLメディアタイプ宣言(日本語訳)が分割され、MathML 4.0に向けて改訂作業が進められています。
また、MathMLの系譜の図についてPDF版も用意したので、こちらもご活用下さい。
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