いつからW3Cのホームページは、HTTPからHTTPSに切り替わったのか
近年、ホームページを公開する場合はHTTPSで公開することが推奨されています。一昔前は、ショッピングサイトなど暗号化する必要がある情報を扱うホームページでしか利用されていない感じでしたが、ここ最近は、どのホームページもHTTPSを利用しているようです。かく言う筆者のホームページ(たかむのぺぇじ)も昨年10月からHTTPSに移行しています。
HTTPSが推奨される理由をインターネットで検索すると、セキュリティの向上、利用者への安心感、SEO対策などが挙げられています。SEO対策になるという理由は本末転倒な気もしますが、検索エンジンでセキュリティの高いホームページが求められているのは事実でしょう。
さて、様々なウェブの標準を定めているW3CのホームページがHTTPSに切り替わったのはいつでしょうか。もちろん現在のW3CのホームページはHTTPSです。MathML 3.0 第2版の仕様書を見ると、"This version:"のところのURLが"http://"で始まっており、2014年当時はHTTPだったようです。よって、2014年以降にHTTPからHTTPSに切り替わったことになります。
切り替わった年を、もう少し細かく特定してみたいと思います。ほぼ毎年更新されているW3C手続き文書を見てみます。"This version"のところは、2017年3月1日版では"http://"で、2018年2月1日版では"https://"で始まっており、2017年から2018年にかけて切り替わっていたことが分かります。
切り替わってから5年ちょっとということで、割と最近切り替わったようです。