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MathMLコアでCSSの存在感が増した

2021年8月6日、"MathML Core"の草案が公開されました。

何が変わったか?

MathML3から何が変わったのでしょうか。

まだ、1章・2章を読んだところではあるのですが、私が感じていることを述べたいと思います。

何が変わったかと言うと、コアという名前のとおり、色々な方面に対応するMathML3から、核となるプレゼンテーション要素に絞ったMathMLコアという感じです。そして、一番大きく変わったであろう点はCSSの存在感が増したことです。

一番変わったのはCSSの存在感

MathML3では、文字の色を変えるのにmathcolor属性を使用しており、その属性の機能も文字の色を指定するというものでした。MathMLコアでは、CSSのcolorプロパティが使われており、しかもmathcolor属性自体は存在しますが、mathcolor属性は、CSSのcolorプロパティを設定する役割に変わっています。

この他にも、mathsize属性がCSSのfont-sizeプロパティに、backgroundcolor属性がCSSのbackground-colorプロパティにと言った具合に、多くの属性がCSSに切り替わって行っています。

今まではMathMLの属性で書式を設定していましたが、やはり見た目は、属性ではなくCSSで表す時代になったのだと感じたところです。

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