Nikon Z f + Nikkor Z 50mm f/1.2 S【作例あり】
💐【呪】コロナ記念【呪】💐、ということで作例を撮った日に熱が出てコロナになりました。どんな凶運やねん。
かつやはいつもの試写ポイント。
・Z f の到着
ニコンダイレクトで予約したのが9/30、発送予定が12/21です。他社の予約に比べて一週間弱遅いみたいです。どういうこっちゃねん
まあ全部許しましたが!
ビルドクォリティの時点でもはや語るべきことはありません。持ってて楽しいってこういうことなんだな。供給が安定したらみなさん買いましょう。
・アホセット
早速ディスってますね。それではレンズを付けてみましょう
正直失敗でしたね。欲張らずに40mmか26mm、フォクトレンダーの35mmあたりにすればよかったです
フィルム時代を彷彿とさせるボディに最新の最高峰レンズ、ここまで似合わない組み合わせがあっただろうか、いや、無い。
総重量1.8kgの暴力。持った瞬間に理解る。他人には絶対に勧められない組み合わせ。
ま、まあバッグに入れておしゃれに持ち運べば…
いやぎゅうぎゅうやんけ!おされ要素どこやねん!!!!!!!
予備レンズ入れる余裕あらへんやんけ!!!!!!!
これまで使っていたα6400の方がぴったり似合うのはなんとも釈然としないけど、バカデカレンズと相対させたら仕方ない、むしろ入っただけ感謝しないといけないのかも。
・シューティングレポ
・ファーストショット
これだけで買った価値があった。これだけで重さに耐える意味があった。素晴らしい名玉。猫を写して可愛ければそれだけで正義なのだ。
なんか楽しくなるんですよ、かつやの看板。マクドナルドだとちょいと違うなってなるけど、かつやは絶妙にエモを感じる。角度つけたら更にエモくなる。でもとんかつも唐揚げもちょいと筋が強いのでいつもメンチばっかり頼んじゃう。仕方ないね。
足元にあった点字ブロックですら絵になってしまう、流石にオーバーパワーがすぎるが名玉に恥じない性能。
何を撮っても楽しいのは名玉の条件であると実に思う。
・街中スナップ
何を撮ってもエモーション。アンダーに寄せてしまいがちな悪い癖を助長させてしまうけど、楽しいからいいかな。
無論ピクチャーコントロールで楽しむのも良い遊び方。自由は素晴らしい。
街鳥もこの通り…とは言えないかな。もっと近づきたい場面が結構あるのは50mm単焦点の明確な弱点。
MFで撮ったら見事外したものの、それでもこの保ち様。サムネならバレない。素直に脱帽。
何を引くか、何を足すか、考える必要がある。腕が上がるのは決して錯覚ではなく、表現の幅が生まれる、表現の余裕が生まれるというのはそういうことだ。
機会があれば是非とも握ってほしい。名玉中の名玉である理由が分かる。
・長所、短所、感想などなど
・長所
楽しい!
・短所
重い:単純に考えて総重量1.8kgは馬鹿なんですよ。これでスナップと言い切るのもバカなんですよ。そもそもf/1.2の時点でガチなんです。スナップと言い張るには無理しかない。
高い:純粋に考えてこのシステムで60万。そりゃいい絵が出ないとおかしいんです。このレンズ、このボディで上手く撮れないと卑下してるひとが居たらすぐ逃げましょう。
アンマッチ:素直に短くて軽めのレンズを握ろうな。レンズヘビーなんて次元じゃない。割りとフィジカルが強い自覚があるのでハンドグリップがなくてもホールドはできるが、正直強がりのレベル。
・結局どうなの
一応両手でホールドする際にはハンドグリップがなくてもどうにかはなる。ただ、レンズに惚れたならZ6かZ7を使うべきだし、ボディに惚れたなら軽量薄型レンズを使うべき。
格好いいボディと最高のレンズが必ずしもマッチするとは限らない。よくよく考えて購入を検討しよう。1.8kgですよ奥さん冷静に考えましょう。
まずは28mmや40mm、24-50mmの薄型軽量やf/1.8 Sのような素直なレンズを選び、次にオールドレンズをとっかえひっかえする浪漫構成、マウンドアタプタ突っ込んだ軽量高性能のEレンズを装着する邪道と進むべきであって、Z fを使う上では重たくて大きいf/1.2やPlenaなんて最後でいいんですよ。重量はそれだけで勇気を必要として持ち運びづらくしてしまう。
ただ、ここで軽いレンズ・便利レンズを買ってしまうと絶対に50mm f/1.2を使わなくなってしまう。自分はもう手遅れなのでこのままPlenaまで駆け抜けるしかない。
ただ。
どちらも素晴らしいモノなんですよ。
重さに耐え続ける根気がある方、ボディとレンズの両方に惚れてしまった方は勇気を振り絞ってこちらへ来ませんか?素晴らしい体験を約束します。
やっぱり重たいので我慢せず26mmでも付けましょう。
それではこの辺りで。