40代、50代夫婦 会話がないと嘆く人へ朗報
40代、50代になって夫婦で会話がない、会話をしてもかみ合わないとお悩みの人はおられませんか?そんな方への朗報です。原因を知れば対策もわかりますので是非お読みください。ワシントン大学の研究から考察しています。
更年期も重なる40代、50代 会話なしの原因
40代、50代は夫婦ともども多忙を極める時期でもあります。男性も仕事が忙しいですし、女性も仕事・子育て・介護、そして更年期による体調不良など、一気にあらゆることが重なる時期でもあります。
お互いバタバタしている中で、なかなか二人で話す時間も少なくなることでしょう。お互い共有している経験が少なくなればなくなるほど、共通の話題が少なくなってしまい、「今更何を話したら良いのだろうか」ということにもなりかねません。
例えば両者がかかわる子供のことや親の介護のことは、話題となりやすくなりますが、お互いが抱えている問題を話し合っているかとなると個人差がかなり激しくなることでしょう。
また、結婚生活がそれなりに長くなっている人が多いため、「相手のことは理解できている」という思い込みがあるのも事実です。
実際「どうせ言っても」といったあきらめの言葉が当社ユーザーの相談者からはチラホラみられます。
そもそも会話がないことは問題なのか?
よく40代、50代の夫婦で「会話がない、会話が少ない」と嘆く女性からの相談を受けます。
会話が「全くない」(挨拶もない)となると、さすがにまずいですが、私は会話の「量」よりも「質」が重要と思っています。
実際に長らく夫婦学を研究しているワシントン大学のジョン・ゴッドマン博士は
「会話の内容を見ると離婚する夫婦が9割以上わかる」
としています。
つまり、「会話の量」そのものより話をしている内容が大きく影響しているというのです。
また、会話の質によってうまくいっている夫婦とそうでない夫婦も専門家から見て見わけがつくというのですから面白いですね。
問題となる会話とは(4つの危険因子)
ゴッドマン博士によると、会話には4つの危険因子が存在すると言います。それは
です。
逆に、会話の量が少なくても、この①~④の傾向がなく互いに過ごしていれば問題はないのです。
話をしてくれない夫に絶望していませんか?
これは以前の私の話です。同じ会社に勤めていた夫は、職場の人と良く飲みに行ったり、結婚前はツーリングに仲間と行ったりと結構外交的な性格だと思っていました。
付き合っていた時も割と面白いことを言う人だったので「面白い人だなぁ」という印象でした。
しかし、結婚したら…
とは言いませんが、とにかく与えられたおもちゃを一人で夢中になって遊んでいる男の子の様でした。
何かプライベートなことを聞いても「そんなこと知ってどうするの?」と言われる始末。
ところが私の友人が来て話をすると、人が変わったように愛想よく会話をするわけです。周りにも気を遣うのです。
その状況が私にはまったく理解できませんでした。
構ってくれないから愛情がないわけではない
しかし、これは何年も経ってから気づいたのですが、彼が一番リラックスして幸せな時間は
なのです。
これは案外多くの男性がそうではないでしょうか?
当社のサービスでも夫婦で互いに
「自分が一番幸せを感じる時間」
を伝えあったりするのですが
「ビールを飲みながらプロ野球を見ている時間」
や
「趣味に没頭している時間」
と書かれている男性は多いです。
人によっては妻をほっておいて自分の好きなことをするなんて
と揶揄する人がいるのですが、言い換えると「安心できる空間を手に入れた」ということなのでしょう。
夫婦になると言っても、いつまでも生物学的に人はラブラブでいられるわけではありません。
しかし、そこから夫婦は「次のステージ」に移行します。いわゆる本当の「パートナー」となり「チームメイト」となるのです。
本当にあなたが困った時に耳を傾けてくれるか
もちろん状況が許すか、といったことはありますが、本当にあなたが困っているときにあなたのいう事に耳を傾けてくれるか、助けてくれるか、ということになります。
外で具合が悪くなったから迎えに来て欲しい
など
本当に自分が体調が悪くなって動けない時に対応してくれるか、はバロメーターになります。
こういった時によほどの事情もないのに対応してくれないとなれば、これからのことは考えた方が良いかもしれません。
例えば
などであれば、断られてもしょうがないとは思うでしょう…
勿論不用意にパートナーを試すようなことはしないでくださいね。
パートナーに自分の理想を押し付けていないか
これは常にお伝えしているのですが、夫婦というのは互いに100点を求めあうものではありません。
お互い補い合って100点を取っていくのが夫婦なのです。
だから相手が欠けていることを嘆くのではなく、2人でどのようにして「良いチーム」を作っていけるか、の視点が大事です。
パートナーに不満が出ているときは往々にして自分視点で相手を見ていることがほとんどです。
しかし、「相手は今の状況をどのように見ているのだろうか」といった視点に立って見れている人はほとんどいないのです。
だからこそ、私は自社のサービスで
「パートナーが今どのように同じ状況を見ているのか」
を互いに可視化できるようにしました。
これは実際私たちであったことなのですが、この一年で一番辛かったことを夫婦で振り返りました。
私にとっては次女の慢性疾患が分かったことが一番つらかったことでした。
しかし、夫は当時そういった悲しみを見せることはなく淡々としていました。
だから、「あまり辛いと感じていないのだなぁ」と勝手に思っていました。
しかし、ふたを開くと彼にとってこの一年で一番つらかったことは私と同じで次女の病気のことだったのです。
人の感情というのは近くにいても伝えあわないと本当に気づかないものだと痛感させられた瞬間でした。
そして、こういったことは恐らく面と向かっては知りえなかった情報だと思いました。
更年期には互いのココロの地図を知っておく
夫婦学の中では「お互いの心の地図を知る」という事が大切と言われています。
それは日々相手がどう感じているか、今の状況がどのように見えているか、ということを知っておくという事です。
更年期というのは女性のカラダの変化だけではなく、子供のこと、介護のこと、仕事のコト、などいろいろな環境の変化が起こる時期ではあります。
そんな時はお互いストレスを抱えがちになります。そういった時にお互いの心の地図を知っておくことは大きな手助けになります。
もしこういった問題を解決したいという方がおられれば、是非メルマガに登録してみてください。
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