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開拓と整備の螺旋階段を猛ダッシュで駆け上がるために【開拓】

こんにちは、高本です。
今回は人生における開拓と整備について考えます。

前々回はエントロピーの観点から、好きなことという無限のエネルギー源と当たり前にできることという触媒を駆使して、活性化エネルギーの山を越えておもろいルートを歩いていくって話をしました。

実はこの道をもう一歩踏み込んで見てみると、開拓と整備の繰り返しになっています。正確には繰り返しながら発展していくので螺旋なわけですが、そんな話を考えていきます。

が、長くなりそうだったので、整備のパートについては次回配信することにします。

それと、自分にとっての無限のエネルギーをよく分かってるという前提で進んでたんですが、ここについても一旦掘り下げてみようということで、後半はエネルギーの源泉の在りかを考えていきます。

それでは早速!


自分らしさのその前に

まず開拓について。そもそも好きでやりたいことを探求していくわけだから、究極的には誰かが作った道を歩きはしません。自分で切り開くことになります。だから開拓です。

そのベースには興味・関心・好奇心などがあって、それがその人らしさの根源です。さらに自分の能力を使って無理なく進めるルートを見つけていくという話でした。これは使い古された表現をするなら、まさに「自分らしく生きる」です。

この自分らしさとか個性は近年すごく重要視されてるし、そこでつまずく人も多いわけですね。アイデンティティや方向性が分からないと。でもなぜそんなに大事なのか。

ちょっと立ち止まって考えてみると、それが一番無理のない自然な状態だからですよね。他人の目や社会の期待に抑え込まれることなく、清々しく過ごせているということです。

でもじゃあ自分らしさの前に、人間らしくその強みや優位性を発揮できているのかという話です。自分であることを大切にするんだったら、その前に人間という種族として生まれてきたことについても考えておくべきです。

だって人間として生きているのに、人間だけが持つ武器を使わなければしんどくなるに決まってるからです。縛りプレイです。飛ばない鳩も走らないチーターも何してんねんと言われるだけです。

というわけで、ここから考えておくに越したことはありません。哲学や脳科学など、いろんな角度から考えられますが、今回はネオテニーの観点から考えてみます。

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