開拓と整備の螺旋階段を猛ダッシュで駆け上がるために【整備】
こんにちは、高本です。
前回は「開拓」というテーマで、自分にとってのエネルギーの源泉の在りかを突き止めてそれを探求していく、という話をしました。
そうすると途中でいろんな分かれ道があるわけですが、それは主人公感を高めて神視点を採用することで、面白そうな方向にどんどん逸脱していける、ということでした。
それを踏まえて今回は、その道を「整備」していくという内容です。開拓自体はエネルギーの源泉と直結した行為なので、止められてもやりたいだろうし、一生付き合っていくと言っても過言ではないぐらいのことだと思います。
でもそれでは自分の中だけで完結することになります。いくら没頭して満足できていても、自分を取り巻く環境全体で見ればエネルギーは滞ってます。
だから自分が切り開いた道を、誰かが後ろから付いてこれることに大きな意味があるわけです。それによって他者とのつながりが生まれ、周りも含めたエネルギーの循環が始まっていきます。
それがあなたの情熱と社会が接点を持つ瞬間で、前々回のレポートでいうところの「好きなことに社会性を持たせる」という話ですね。
というわけで、好き放題開拓してきた道をどうやって人が通れる道に整えていくか。つまり好きなことややりたいこと、エネルギーの源泉をいかに情報発信の形に落とし込んでいくか。
まずはどこから発信するという意識が芽生えるのか、というのを見ていきましょう。また、情報発信やブログにおいて「好きなことをテーマに!」とよく言われますが、後半ではこれについて多くの人が勘違いしがちな部分についても見ていきます。ここが分かればエネルギーの源泉と分離しない形で発信していけるようになります。
それではいきましょう。
1.「整備」と何か、そしてその目的とは
何か言いたい気持ちはどこから生まれるのか?
ピースの又吉氏が「小説は書き出しからではなく、その手前から書いていく」と言ってました。実際の始まりの数年前の物語が手元にあって、その途中を切り取って本の始まりにしてるということです。僕たちはすでに動き始めている物語の途中から読み始めます。
音楽では、リズムのとり方は「パンパンパン」じゃなくて、円を描くようにリズムを感じるのがいいって話があります。手が離れて戻ってくるときの一瞬の間がなく、常に滑らかに動いていることでノリやグルーヴ感が生まれるというわけです。
今僕の目の前にあるコップでも、誰がどこでどうやって作ったかという時間の流れがあります。人からもらったものやハンドメイドの商品にも、そこに関わった人の流れがあります。そこに気づくとその価値は大きくなります。
0→1で急に目の前に現れたんじゃなくて、誰かが何かしらの思いをもって生み出したもの。さらに言えば、その人自身にもそれを作るに至った流れがあります。背後には常に物語があるんですね。
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