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模試の目的

主に模試を受ける目的は3つあります。

現時点での自分の実力を測る

私の場合、大原、TAC、LEC、東京アカデミーの予備校大手4社の模試を年明け2~4月頃に受験しました。この段階でA判定(上位で合格が濃厚)をとれる人は少数で、自分はBかC判定でした。ひどいときは教養試験50点満点中14点しか取れないこともありました。ただ、A判定を取れなくても結果的に自分は筆記試験(特別区、国家一般、国家専門)を全て通過しているので判定にそこまでこだわる必要はありません。そもそも模試を受ける受験生は試験に対する意欲が高く、本試験を受ける受験生より比較的レベルが高いのでどうしても模試では順位、判定が辛くでてしまいます。また、模試は本試験の問題より難易度を高くしているので点数が低く出ます。あまり落ち込まないようにしましょう。

勉強を始めるのが遅かった人は2月~4月の段階で全試験科目の勉強が終わっていない、終わってもまだ知識が定着していないと思います。そのため「どうせ点数取れないから模試うけなくていいや」と思われるかもしれません。しかし、現時点の実力を把握し、残りの日数でどの科目をどれだけ勉強すればいいのかの目安になるのででちゅうちょせずに模試を受験してほしいです。「模試を教材として持ち帰るために受験する」ぐらいの気持ちでokです。

予想問題集としての活用

予備校の優秀な講師陣が過去問を徹底的に分析し、今年の試験に出そうな問題を出題してきます。自分が本試験を受験している時も「この問題、模試で出てきたやつだ!」と叫びたくなることが多々ありました。そのため、模試で不正解だった問題は写真に撮りスタサプ勉強法(下の記事に詳細)で

しつこく復習し、同じ模試を受けたら満点を取れるくらいに仕上げてください。また、試験まであと数日の直前期の勉強はもうスーパー過去問ゼミを1ページ目から解きなおすことは物理的に無理なので、模試の復習をお勧めします。教養試験+専門試験の1回分の復習であれば1~2時間で出題可能性が高い問題を効率よく見直すことができます。

問題を解く時間配分、順番の調整

専門試験は暗記系の問題がほとんどで時間が余りますが、教養科目は時間と戦いになります。自分なりに回答する順番、かける時間を調整していきましょう。これをしっかりやらないと本番時間が足りなくなりパニックを起こし、撃沈します。冒頭で書いたように私は模試一回目でパニックを起こし教養14点しかとれず大失敗しました。その失敗から調整を重ね、私の場合は

知識系科目(人文、自然、時事等)20分
   文章理解(現代文、英語)20分
        資料解釈20分
           数的処理80分         計140分

の時間配分に落ち着きました。試験開始序盤は緊張していても作業的に解ける知識系、次に英語は無理なので1分ぐらいで5問適当にマークし、現代文に20分弱時間をあてます。資料解釈は計算力でごり押しし、残り全ての時間を得点源の数的処理にかけていました。
教養科目の試験は午前中に行われることが多く、一番緊張します。緊張しても解ける自信がある科目を序盤に持ってきたほうがリズムをつかむことがで出来ます。解く順番に正解はないので何度も模試を受け、自己流の最適な解き方を模索していきましょう。

まとめ

模試は1回受験すると7000円弱お金がかかり、また時間がかかってしまうので敬遠する人がいるかもしれませんが模試を活用することにより合格に大きく近づきます。公務員になってしまえば模試のお金は十分回収できるので受けれる模試は全て受けたほうが得です。なお私は予備校の回し者ではありませんのであしからず。


       
  


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