初診に帰ろう
10月3日に行われた今回のTTTは
「問診」
この業界に入りたての最初の頃は、ドキドキで「あれを聞かなきゃ」「これを聞くの忘れてた」「聞いたけどわけわかんない」とかめちゃくちゃだったことを今でも覚えてます。
慣れてくると何となく流れ作業になってしまいがちな問診。
そんな状況に気づき、最近では自分の問診を録音して「しゃべり方」や「言葉選び」「抑揚感」などを確認しているところでした。
そんな時に、今回のTTT1003のテーマが「問診」ということで
「こんなにもホットな話題、参加しなければ!!」ということで参加してきました。
注:通常、問診は医師のみが行える「医療行為」になりますので、我々のような鍼灸師や柔道整復師のような療術者が行うことはできません。今回は、便宜上「問診」という言葉を使用していきますのでご了承ください。
1.問診は「治療」
この言葉から始まった今回のTTT1003。
問診とは・・・
医師が患者を診察する際、まず、本人や家族の病歴、現在の病気の経過・状況などを尋ねること。(Weblio辞書より)
私が思っていた「問診」とは上記のような意味だと認識しているので、それを「治療」と言い放った鎌形先生は「何を言っているんだ?」というリアクションでした。
2.点を集める
点(情報)を集めるためにはまず、様々な疑問を持たなければならないとのこと。
「なんでこうなった?」「ほんとにそれでいいの?」「何か矛盾点はないのか?」など。
ここで大事なことは、どれだけ多くの疑問を持てるのかということです。
3.点と点を繋げて線にする
問診の一番難しいところは、その点をどう矛盾なく結びつけるかだと鎌形先生はおっしゃいます。
そこを矛盾なく結びつけるには、解剖学や生理学、病理学などの基礎医学が重要とのこと。
ここをどれだけ深く学び、理解し、臨床へ落とし込んでいるかが一般的な施術者と俗に言うゴッドハンドといわれる施術者の違いなのかと。
我々、一般的な施術者はどうしてもテクニック的なところに目を引かれてしまいますが、そのテクニックを120%以上にするのも0%にするのもやはり基礎医学なのだと痛感させられました。
3.まとめ
問診の大切さは言うまでもないですが、
問診の在り方ひとつで患者さんの人生を変えることができるのだと知り、少し恐怖すら覚えました。
しかし、
その問診の磨き方を知った私は、これから私に関わるであろう患者さんを幸せに導くためにもっと学び続け、初心の頃のようなに緊張感をもって行分ければと自分に言い聞かせました。
そして、
毎回、成長の仕方を諭してくれるTTTのパネラーの皆さんには感謝しかありません。
また、次回も期待しております。
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