赤ちゃんの名前に季節や花の名前はよくない?
新生児の命名の仕事をしていると、時々ご質問をいただくのが「赤ちゃんの名付けには季節や花の名前は良いのでしょうか?」という内容です。
春、夏、秋、冬はもちろん、弥生やさつきなど時期をあらわす名前があります。花は「◯花」「花子」など、一般的に好まれる字ですし、「ひまわり」「たんぽぽ」「椿」「さくら」など広く赤ちゃんの名付けに定着しています。
曰く「季節は移り変わるものだから、運の波が激しい名前になってしまう」「花はいつか枯れてしまうから一時的には良くても没落してしまう」などという縁起の悪い話を聞いたことはないでしょうか。
こうした話を聞いて、候補から季節や花にちなみ名前を除外してしまうケースがあります。
筆者は「ちゃんの名前に季節や花の名前はよくない」という考えにはくみしません。
たとえ上記の「運の波が激しい名前になってしまう」というのが本当だとしても、親御さんや保護者の方たちが良いと思った名前をつけるのが一番だと考えます。
赤ちゃんの命名には大事な要素が3つあります。
①画数
②字の意味
③名付ける人の思い、フィーリング
①②は姓名判断のテクニカルな部分で、技術論です。名前に込められた個性や字の意味を姓名判断の視点から分析します。
一方③は①②に欠けている重要性があります。名前は親御さんや保護者からの人生で最初の贈り物です。最初の贈り物ですから、しっかりと親御さんや保護者が考えて選んであげるのが最善です。また、名前は「ご縁」によって決まる面があります。縁には不思議な力があります。親や保護者が心から良いと思った名前こそが、縁によって引き寄せられた名前と考えます。真剣に考えて、縁に引き寄せられて決まった名前は「良い名前」です。
さて、「運に波が出る」ということですが、実は運の考えそのものが「波がある」「耐えず変化していく」という主旨なのです。古典『易経』の考えです。ですから運に波があるのは当たり前で、辛い時にどう工夫して過ごして良い時期にどう花開くかを考えるのが易では大切です。
季節や花の名前をつけるのは、お子さんがどのように「旬」を輝かしく過ごすし、どう開花して欲しいかの思いを込めるのとつながります。
季節や花の名前が悪いものではなく、ましてやそれを気にするあまり命名に支障をきたすのは良くないことと考えます。
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