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【車中泊旅2024春5/15~】5/27 Day13:佐賀県:吉野ヶ里遺跡、ダイソーで車中泊での保冷の知恵がバージョンアップ、地元民に人気の温泉、無料副菜の食べ放題付きが人気の久留米ラーメンの店

さぁ、本日いわゆる観光的な場所は、佐賀県にある弥生時代の遺跡展示「吉野ヶ里遺跡」のみ。その他は久留米ラーメンという旅的イベントはあったものの、ランチは自炊、コインランドリーで洗濯、保冷ボックスの問題解決のためにダイソーと事務処理的な事の多い一日でした。

しかし、ガイドブックに掲載されていないような事でも、異なる土地で経験してみると意外に旅気分があがるもんです。今日もそんな一日でした。


〇吉野ヶ里遺跡

佐賀県にある吉野ヶ里遺跡は弥生時代の人々の生活を紹介している場所です。特徴的なのは、博物館なのどの建物内で紹介するのではなく、広大な公園を使って当時の住居のレプリカを原寸大で立てて、住居にも入れるようになっている展示方法なんです。

地面に屋根だけ置いたような竪穴式住居
竪穴式住所の内部
主祭殿
主祭殿2階の政を司る場面
王の墓の内部は博物館
王の墓の発掘現場

小中学生がわんさかを訪れていました。

庶民も王様も地面に屋根を伏せたような竪穴式住居に住んでいたのですが、家の中は階段を5段ほど降りる半地下に掘られています。ここに実際に足を踏み入れてみると、今日のような雨が振ってやや寒い風が吹いている日でも、半地下の中はフワッと温度が高く感じられました。

ワインセラーの原理で、おそらく夏も外よりはヒンヤリと涼しく感じられるだろうと思います。弥生時代の知恵を体験できるのが良かったです。

〇自炊ランチ

さて吉野ヶ里遺跡での観光を終えるとお昼時間となりました。今朝、スーパーで買ってきた焼き塩サバ、キュウリ、マヨネーズを食パンにはさんだサンドイッチを作って、車の後部で立ち食い。

火を使わず、簡単に安価でできるサンドイッチは今回の我が家の旅でデビューして、早くも定番ランチとなりつつあります。

キュウリを切った包丁とまな板はウェットティッシュで拭いて終了。洗い物もないので本当に手軽です。しかもサバサンドは美味しい。是非お試しください。

〇我が家の保冷方法のご紹介

昨日、保冷が必要なウにソースを買ってしまいました。これを使ってどうしても家でパスタを作りたかったからです。

しかし困ったのは、あと2週間くらいどうやって涼しい環境で持ち歩くのか?

昨年の車中泊旅は夏だったので、更に過酷な温度環境でした。そこで活躍したのが保冷バッグ。割と断熱材も入っている物なので、保冷剤を入れて外側をタオルと寝袋でグルグル巻きにしておくと、かなり長時間冷やして置くことができます。

問題は保冷剤。毎日保冷剤を買うわけにもいかないので、昨年はスーパーマーケットや道の駅で何かを購入して無料の氷をもらって、ビニール袋に入れて保冷バッグに入れていました。しかし、ビニール袋だと水が漏れるんです。

そこで今年は氷を入れておくタッパーウェアを持参していました。さっそく氷をタッパに入れ保冷バッグに入れてみたのですが、走行中の振動で内部の氷が溶けた水が容器から出てしまい、保冷バッグの中がびちゃびちゃになってしまいました。

そこで、吉野ヶ里遺跡の後、すぐ隣の敷地にダイソーがあったので立ち寄って、水が漏れないタッパーウェアを購入。ここに氷を入れる事にしました。結露による内部の水気は仕方ないとして、水漏れによるびちゃびちゃはないはずなので、今日からこれで試してみます。

〇久留米で訪れた庶民派温泉

全国の温泉・銭湯情報を集めてくれている「ゆる~と」というサイト。こちらで調べて行ったのが、今夜の天然温泉 慧華乃湯 (けいかのゆ)です。

設備と入浴料金だけみると銭湯なみ。シャンプー、リンス、ボディソープは持参しないといけません。洗い場は6つのみ。一つだけある湯船は屋根はかかっているものの露天風呂のみ。と、かなり銭湯よりの設備。入浴料金も400円と都内の銭湯よりも安い。

条件だけ見ると大丈夫かなぁと心配になるのですが、紹介サイトの口コミでは誰もが大絶賛しているので行きました。

で、結果、大満足。敷地内から52度の源泉が上がってきているそうで、泉質は硫黄の香りが軽く漂い、トロリとしたアルカリ性の優しいお湯。狭いながらも、高級旅館を思わせる黒い岩で作られた風情のある露天風呂の縁には、小さなお湯の滝まで賭け流れていて風情がありました。

お客さんは私以外は地元の方ばかりのようです。大好きなドラマ「のだめカンタービレ」の主人公の出身地は佐賀。主人公が家に帰って家族と交わす温かみのある方言が、今日はお風呂で飛び交っていた言葉に似ていて「おお、リアルにのだめの家にいるみたいだ!」と密かに感動したのでした。

〇人気の久留米ラーメン店で夕飯

本日最後のイベントは、久留米ラーメン「丸星中華そばセンター 本店」で夕飯。

店内は有名人の写真だらけ

こちらのお店は、無料食べ放題の副菜があるのが人気なんだそうです。肉じゃが、鶏つくねとがんもの煮物、高菜、沢庵が食べ放題でした。この副菜が手作りの味わいで、なかなか美味しい。人気の理由、しかと感じました。

人気の無料副菜
高菜、肉じゃが、肉団子とがんもどきの煮物

肝心のラーメンも、九州北部のトンコツラーメン特有の細くてぱっつんぱっつんの固め麺と濃厚豚骨スープが、「来た来た!九州に来た!」という感じがして、とても良かったです。

こちらは1玉のシングル
濃厚スープ、細くて硬めの麺。美味しかったです。

午後4時過ぎという半端な時間にもかかわらず、店内は4割ほど席が埋まっていました。一人前の麺の量があまり多くないので、おやつとして食べる人も多いのかもしれませんね。

今日は低気圧の影響で一日中雨。霧雨だったり、土砂降りだったりで、濡れるし薄寒いし、映像には不向きな一日でした。しかし、熱い湯とラーメン。これらを楽しむにはカンカン照りの夏日よりは良かったと思います。全てがパーフェクトな日はないけれど、全てがディザスターの日もない。

ビールが旨けりゃ、すべて良し。シェークスピアも賛成してくれるに違いない。

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