【車中泊旅2024春5/15~】6/10 Day27:広島県:竹原市の歴史地区観光、三原市のたこ天、尾道市の観光と目白押しな一日
朝からだんだんと晴れ間が広がってきた今日は観光日和。今日は竹原市、三原市、尾道市を巡る観光です。
〇竹原市のたけはら町並み保存地区
竹原市の道の駅「たけはら」から徒歩圏内にある「たけはら町並保存地区」を朝、散策してきました。
ニッカウィスキーの創業者であるマッサンこと竹鶴政孝さんの実家の造り酒屋「竹鶴酒造」がこの地区にありました。まだ営業されているようです。
古い蔵や格子のある木戸の家々は、今回の車中泊旅でいうと愛媛県の大洲でも見かけました。大洲では白い漆喰の壁に対して、こちらは白い壁もありつつグレーの壁が多く、暗い感じに見えるという言い方もできますが晴れた今日のような日は、グレーの壁はかなりスタイリッシュに見えました。
その一角で見かけたのは、またもや「NIPPONIA HOTEL」の暖簾。愛媛県大洲市の歴史的地区でも見かけたホテルです。こちらのホテルは、日本に残る歴史的な建造物を利用して、多少の改築をしてホテルとして再利用しています。NIPPONIA HOTELの手が入ると、元々の建物が修復されるのみならず、本来の風合いを残したまま、よりスタイリッシュに手を加えている感じがして、好印象です。竹原のケースも、オリジナルの引き戸を新しくしているのですが、元の木の風合いを壊さずに新しい素材での扉にしているあたりが、とても好印象でした。
竹鶴酒造もあるのがメインストリートだと思います。この通りは、生活感を感じさせる余計な物は一切置いていなくて、美しい鉢植えや装飾品などが整然と飾られていて、本当にビシーッとして地域の人の気合が感じられる場所でした。
〇三原市のたこ天を堪能
今回の旅における食事で期待が高い物はいくつかありますが、三原のタコにもかなり期待をしていた夫。三原市には本来「おはぎ」を売る「こだま」というお店が出しているたこ天が、大きくて安いと評判であるとTVの「ケンミンショー」で予習していました。ところが「おはぎのこだま」さん、月曜日が定休日。脳天を殴られるよなショックを受けた夫ですが、即座に別情報を調べました。
グランフジという大型スーパーマーケットの一部に「たこ楽天」というタコの天ぷらを売っている店がある。
ということでグランフジに直行。無事にたこ天を買えました。
私たちの今日のミッションは、有名店でたこ天を買い、道の駅「みはら明神の里」でご飯を炊いて自家製「たこ天丼」を作る事。ということでたこ天を買って、一路道の駅に向かいました。
米は昨晩から水に浸して準備完了。道の駅で早速、片手ナベに米と水を入れてガスコンロで炊飯開始。炊きあがった米を器に盛り、大分県で買った乾燥わかめをパラパラをご飯にふって、その上に一口大に切ったたこ天、たこのかき揚げを乗せて頂きました。
濃厚なタコの味と美味しい味付の衣が相まって、何もソースを付けずとも、完璧なご飯のおかずとなりました。天気も良く、高台の道の駅からは瀬戸内海が見渡せる素晴らしい景色。美味しいタコ天丼と瀬戸内の景色で我々の三原観光は終了。
〇尾道市の観光
三原市でランチを堪能していたら、時刻は午後1時をまわってきました。
尾道の観光は、海沿いからロープウェイで上がった千光寺公園、そこから徒歩で下りながら千光寺他の観光スポットを巡るコースが一つ。海沿いに続く長いアーケード商店街で新旧のお店を冷やかし楽しむのが一つ。そして尾道ラーメンを食べるのが一つ。
我々としてはこの3つが尾道でやりたかった事。
最初は山の上に車を停車して、徒歩で観光して降りてきてからアーケード街を歩き、温泉に入ってラーメンを食べてからロープウェイであがって就寝。と計画していました。
しかしロープウェイは午後5時過ぎには終了してしまう事が、今日発覚。
慌てて計画を変更。ロープウェイ下に車を停車し、ロープウェイで上まで上がってから徒歩で観光して降りてきて、ラーメンを食べて温泉に入るという順番に変更しました。結果は大成功です。
ロープウェイの上がった先には展望台があり、尾道水道と呼ばれる尾道と目の前の島が作り出す、狭い幅の箱庭のような水道の景色が非常に面白かったです。
そこから徒歩で下る途中にある千光寺は大きな岩がごろごろしている様が恐ろしい。これがご神体のように人々の心をとらえてお寺がで来たんじゃないかなぁと思いました。
千光寺から下る道は、パリのモンマルトルの丘からの下りを連想させるような趣のある風景。割と急な下り階段の両脇はレトロな建物が並んでいました。そんな下り坂の最後は突然にして踏切。尾道という町は昔ながらの待ちに突然にして近代をぶち込んだようで、こうした突然踏切や突然の歩道橋の出現がありました。
目的のアーケード街は新旧の取り混ぜが面白かったです。古くから開いている洋品店や飲食店に交じって、古いままの店舗を改造して新しいコンセプトのお店が何店舗もあります。新しい店舗は古い店舗の器をうまく活かしてお洒落でポップな内装にしていました。こうした新旧が入り混じっている様子も、新しい尾道の魅力となっているのだろうと感じました。
午後4時半。お目当ての尾道ラーメン「丸ぼし」さんが1時間の昼休憩から夕方再開する時間に訪れました。煮干しベースに他の肉類の出汁、背脂、濃いめの醤油、若干の砂糖、平打ち麺、柔らかめのチャーシュー、多めの刻みネギ。こうした特徴のラーメンでした。煮干し過ぎない出汁と濃いめの醤油と砂糖の甘さが作り出すハーモニーが、僅かにチョコレートのカカオのような独特の香ばしさを感じさせます。それがあとを引いて、とても美味しく感じられました。
〇今日の宿泊場所
尾道観光は千光寺のある丘の高台、そこから繁華街まで徒歩で下る道中の風景、海沿いの繁華街やアーケード街の散策。この3フェーズになります。
当初は丘の上の千光寺裏手駐車場に停車。そこから徒歩で道中の観光を行い、海沿いの繁華街やアーケード散策、尾道ラーメンを食べて、立ち寄り温泉に入ってロープウェイで山頂に戻る事を想定。
しかし、ロープウェイの最終時間が17時少し過ぎだと確認して、作戦を変更しました。
ロープウェイの下り駅付近くの駐車場で車を停め、ロープウェイで山頂まで行って観光。徒歩で海沿いまで下ってきて、ラーメンを食べてお風呂に入る。
これだとロープウェイの時間を気にせずに観光できます。
ということで尾道のアーケード商店街に面した24HTimesパークに停車。24時間のマックス料金は700円。目の前に立ち寄り湯があり、共同トイレは徒歩3分くらいの場所にありました。
観光を済ませて車に戻りBarタイムスタート。朝のうちに買っておいたビールは保存バッグと保冷用氷のお陰で冷え冷え状態になっていました。コインパーキングですが、超都会のコインパーキングと比べると、人の出入りが少なくて、まずまず落ち着いて車中泊できました。
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