「後悔しない生き方」を要約
・自分の思いに素直になる
・飛行機に乗る前にあらかじめ目的地を決めるはずだ。ところが、人生の目的となるとあやふやになる人が多い。しかし、明確な目的がわかっていないなら、人生を軌道に乗せることは難しい。
・ビジョンを実現するうえで障害となるものに意識を向けるのではなく、その障害を乗り越えて成功するにはどうすればいいかを考える。
・人生の目標が他者の承認を得ることだけになってしまうと、個性を発揮することができなくなる。自分らしさを発見し、個性を発揮する勇気を持てば後悔せずにすむ。
・自分の心の内を言葉で伝えなくても察してもらえると思ってはいけない。もちろんそういう場合もあるが、究極的に私たちは言葉を通じてお互いの気持ちを理解し合うのだ。不信感が心に募って後悔すること避けるために、自分の心境を打ち明ける。
・人はみな自分の価値観を持って生きているが、その価値観と相いれない困難な決定を迫られることがある。そんなときに自問すべきことは、「いちばん大切なことは何か」ということだ。その答えが見つかれば、一方を犠牲にする決定をくだしても、後悔しながら人生を振り返ることはない。
・幸せを追求するとき、あなたはエネルギッシュに人生を送る決意をしている。幸せになるためには自分の気持ちに従わなければならない。大切な人との関係を深めることであれ、大好きな職場で働くことてあれ、長年の夢を叶えることであれ、幸せになりたいという欲求は満たす価値のある崇高な目標だ。
・一日一日を大切に生きる
・人生はなんらかのきっかけで変わることがある。毎日を大切にし、最高の自分になる努力をしよう。現在の自分となりたい自分のギャップを埋めよう。
・世の中には二種類の人がいる。朝起きたとき、爽やかな気分で新しい日を歓迎する人と、憂鬱な気分で新しい日を忌避する人だ。毎朝しかめ面をして目覚めるには人生はあまりにも短い。新しい日を歓迎することは、幸せになるための最も簡単な秘訣だ。
・大切な人と定期的に連絡をとり、絆を深めよう。たとえ顔を合わせる機会がなくても、質の高い時間を共有する方法を模索しよう。友情をはぐくみ、それがどんなに大きな花を開かせるかを楽しみにしよう。幸い、旧交を温めるために簡単にできる方法はたくさんある。相手の誕生日を覚える。贈り物をしたり近況を報告したりするのも有効だ。相手と最後に話をしてからどんなに長い年月が経っていても、始めるのに遅すぎることはない。
・無計画に時間を過ごしていると、何も成し遂げることができず、いずれ後悔することになる。
・人生は一度きりだ。今日から精一杯生きよう。毎日を最大限に生きよう。全ての日を思い出に残る有意義なものにする方法を見つけよう。自分が信じる目標や理想を追い求めよう。行ったことのない場所へ行こう。愉快な人と付き合おう。たまにはちょっと贅沢をしよう。好奇心を持って学び続けよう。大きな声で笑おう。
・人生の素晴らしい瞬間を心に焼き付ける努力をすれば、それを忘れて後悔することはない。その瞬間の詳細を日記に書き留めたり、それについて誰かに詳しく話したり記憶を永久保存することによってそれを何度も心の中で再生することができる。
・私たちの究極の幸せは、どんなに多くの所有物をため込んでいたかではなく、どんな生き方をしてきたかによって測られる。人生で大切なことを見失ってはいけない。心の目を開いてバランスの取れた見方をしよう。
・現状を打ち破る
・好ましくない人間関係であれ、自分に合わない仕事であれ、出口が見えない状況であれ、現状を打破する勇気を持とう。今のままでいることによる後悔から自分を解放し、新しい方向に一歩踏み出す。
・多くのことを下手にするより、ひとつのことを上手にする方がいい。to-doリストに取り組むときは、全項目を一気に片付けようとしてはいけない。リストのどの項目が最も満足感を与えてくれて、投資した時間に対する見返りを最大限にするかを考える。
・逆境に直面したらそれを機会に変える方法を考えてみる。失敗の可能性ではなく成功の可能性を探る。
・今日うまくいかないことがあった、人間関係の問題を抱えている、仕事に不満を抱えているといった状況をどう処理するかは完全に自分次第である。その原因の外的な要素ではなく内的な要素を探そう。他の人を責めたり、勝手な言い訳をしたり、無力な人物を演じたりしてはいけない。自分が不平を言っているところに気づいたら、すぐにやめる。自分の状況に責任を持ち、適切な解決策を考える。それを実行すればやがて道が開いてくるから後悔する必要がなくなる。
・有害な人と一緒に過ごすと、なんらかの弊害が生じて後悔のもとになる。そういう人とのかかわりを避けるために、なるべく近寄らないようにするべきだ。これからはポジティブな人と関わる。そういう人と一緒にいれば、自信と勇気と元気が湧いてくるし、楽天的で幸せな気分になることができる。
・困難に挑戦する
・失敗のリスクを避けるのではなく、成功する可能性に賭ける習慣を身につける。自分を信じ、能力を信頼する。どんな結果になろうと、勇気を出して挑戦したことに後悔する必要は決してない。
・大きな困難に直面したら、心の中で抱いている限界や恐怖を乗り越える能力を持っていることを思い出し、自分を信頼し、内面の強さを発揮する。そうすることで、持っている力を十分に発揮しないこと、早々あきらめること、自分を見くびることなど、後悔の原因になることが避けられる。
・安全地帯から脱出して挑戦することは自分をよく知って過去の後悔を乗り越える機会になる。心の中で抱いている恐怖に立ち向かうことは、訓練でも実際の人生でも行動の変化につながることを認識する。
・仕事、学業、プライベートのどれであっても、自分が設定した目標を成し遂げるために、どんな障害でも乗り越える不屈の精神を持つ。
・視野を広げるためには国際交流は大きな成果をもたらす。無知を克服し、教養を深め、お互いの相違点を理解し、友情をはぐくみ、文化的多様性を共有できる。旺盛な好奇心を持つことが、世界観を広げることができる。
・良心にしたがう
・たんに違っているというだけで人を拒絶するとき、私たちは相手の尊厳を否定し、自分の人格的な欠如を露にする、さらに相手の素晴らしさを知る機会を失うことにもなる。お互いの違いを乗り越えて人々を受け入れる習慣を身につける。
・失望や裏切りを経験しても、人を無条件に愛するためには、寛容、忍耐、献身、受容が必要になる。もちろん一方的に利用されてはいけないので、お互いに相手を信頼して尊敬することが重要だ。人を無条件に愛し、愛に溢れた人生を送る。
・本当の許しとはやり直しの機会を与えることで、それは私たちの心の中にある思いやりの気持ちである。
・やり直しの機会は、あなたが相手に与えることができる最高の贈り物のひとつである。人はみな間違いを犯すが、やり直しを与えることで相手を許しているというメッセージを伝えることができる。私たちは自分にもやり直しの機会を与えるべきである。
・正しいことをする
・正しいことをするということは、人生のあらゆる分野で自分の決定に責任を持つことである。どの選択肢に決定すべきか迷ったら良心にしたがうべきだ。自分の決定に誇りを持ち、その決定にもとづいて行動する。
・自分のことを優先するのをやめて、相手を理解し思いやるように努める。相手の利益や立場を重んじる。自分のことよりも相手のことに視点を移す。だからといって自分を軽んじていることにはならない。ただ、自分のことばかり考える傾向を少なくするということである。
・欲を捨てて世の中のためになることをする。
・後悔しない人生のを送るためのステップ
①重要な決定をくだすときは、つねに次のふたつの質問を自分に投げかける。
●もしそれをすれば(または、しなければ)後悔することになるか?
●もしそれをすれば(または、しなければ)後悔を避けることができるか?
②後悔しない生き方の具体的な計画を立てて実践する。
③後悔しない生き方について信頼できる人に尋ねる。その人の努力や成功について学び、自分の生き方に取り入れる。
④後悔しない生き方を周囲の人に勧める。お互い励まし合いながら、充実した人生を送る。
⑤読書会に参加し、この本を課題図書にして参加者たちと話し合う。今後の人生の指針にするとしたら、具体的にどういう点かを明らかにする。
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