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挨拶で引き寄せた運のお話

こんにちは。
埼玉県から三重県まで車を走らせ「きほく燈籠祭」に参戦してきました。

以前から、一度はこの写真を収めたいと思っておりましたが、やっと行くことができました。

さて、「きほく燈籠祭」ですが、現地に行った人はご存じだと思いますが、「ヨ〇バシカメラ紀北町店」と言っても過言ではないほど、多くの三脚が前日から立ち並びます。それほど熾烈な陣取り合戦が繰り広げられるこの花火大会ですが、今回はこちらのツイートの大切さを身に染みて感じたものとなりました。

写真仲間の「たけ/Photographer」さんのツイートです。
写真現場での『挨拶』の大切さを説いたものですが、とても素晴らしい内容で印象に残っているものでした。今回は『私からちゃんと挨拶をする』を心がけ挑んできました。

挨拶から生まれた縁

現場に到着したのが、前日の23時半ころ。
三脚をセットする場所を探して歩き回っていると、去年別所さんが撮影した場所の横にある岩場を見つけ、そこでワイワイしている4人の方がいらっしゃいました。

齊藤「こんばんは。」
4人「こんばんは~。岩、動きやすいので気を付けてください~。」
齊藤(あ、大丈夫そうな人達だ。)

たけさんも仰ったように、挨拶の返しでその人となりが分かるような気がします。少なくともヤバい人ではないと判断。

齊藤「みなさん、どちらからいらしたんですか?」
4人「愛知県からです~。」

と、まずは当たり障りのない話から入り、ゆっくり距離を詰めに行きます。
三脚の設置をお手伝いしたり、こっちもヤバい人じゃないですよアピールをしつつ、10分程度で会話を交わしつつ三脚の設置を終わらせ、このころには、「きっといい人達に違いない!」と確信し、いったん解散して各々車で仮眠をとりました。

この時出会った4人のうちの1人「Mさん」は、たまたま車がお隣だったので、翌朝から色々とご一緒して過ごさせてもらいました。しかもこのMさん、とても顔が広く、会場で会う人みんながMさんに挨拶をしており、Instagramを交換しましたが、フォロワー数万越えの有名なかたでした。

齊藤くじを引く

今年の「きほく燈籠祭」では、場所取りのくじ引き抽選会がありました。例年、熾烈な陣取り合戦が繰り広げられるあの場所です。これについては全く知らない情報でしたが、日中ロケハンをしていた時にMさんに挨拶していた写真家の方から仕入れた情報です。ありがたや。

で、そのくじ引き抽選会の時間になりまして。
一応撮影場所は確保できていたので、Mさんと「まぁ、行くだけ行ってみますか」と気軽にくじを引いたら・・・


抽選くじ(実物)

当たっちゃったよ。
いやビックリしたわ!

引き当てた場所は6番。
会場内でも最高と言える撮影場所を運よく確保した私は、夜岩場を這っていた4人の皆様にお声かけして、一緒に撮影を楽しみました。

運を発揮する場所まで行くこと

きほく燈籠祭2023 彩雲孔雀千輪

今回の撮影場所の確保、当たりの割りばしを引く部分については運の要素が大きくなりますが、ここで確実に言える事は、夜4人の方に挨拶を交わすことなく、三脚を置いて車に戻っていたら「齊藤がくじを引いている可能性は限りなく低かった」という事です。

今回の私はMさんに寄せられる情報を元にくじを引いたものなので、ボッチで1日を過ごしてたら、夜撮影場所を確保した段階で、車でアニメを見ながら過ごしていたと思います。 暑かったし。

メジャーリーグの大谷翔平選手も、ご自身が作成している目標達成シート(マンダラチャート)にも運の要素を上げるための1つに「あいさつ」をあげています。きっと大谷選手は、こういう事を理解しているのであの結果を生み出せるのかもしれませんね。

くじを引いた人は230人くらいだったと思います。それに対し、席は20カ所。20/230の確率を引き当てる運は、どうしようもありませんが、この運を発揮する場所まで自分の体を運ぶことができたきっかけは、夜の岩場で交わした「挨拶」にあったと思います。

種を食べてステータスを上げられるRPGのゲームと違って、現実世界での運は自力で鍛えられるものでは無いけど、その運を発揮する場所まで持って行く努力というものは間違いなくあります。今回の花火大会で言えば、「紀北町まで挫けずに行くこと」、「挨拶を交わしてMさんと仲良くなること」が最終的には運というところまで持っていけたポイントだったと思います。

例えば今回場所を提供してくじを実施して下さった土地の所有者さんも、我々の態度やマナーが悪ければ二度と来年以降、場所の提供はしてくれないでしょうし、そうなると、運を発揮する以前の話でまさに因果応報です。

運を発揮する場所まで自分を持って行くことは、自分の作品を作るための1つの要素だと思います。もしかしたら、数%の小さい要素かもしれません。
しかし今回は、そういう小さいことが、上手く回りまわって1枚の作品を生み出すことができました。
これからも挨拶であったり、撮影態度やマナーなどをしっかりすることで、自分の運のステータスを上げる、じゃなくて「最終的には運」って言いきれる場面を増やして自分のチャンスを増やしていきたいと思います。これが「運を引き寄せる」という事の本質であると信じて。

今回の「きほく燈籠祭」で出会った皆様、本当にありがとうございました。