【音楽と日常】シン・リジィ「Live and Dangerous」
中学生の頃、ラジオから流れるシン・リジィの「Waiting For An Alibi」を聴き、シン・リジィというバンドに興味が惹かれた。
ちょうど、シン・リジィがJapanツアーで来日した1979年の話だ。
当時、「Waiting For An Alibi」がアルバム「Black Rose」に収録されていることを知らず、「Waiting For An Alibi」というタイトルも知らかなった私は、ライブアルバム「Live and Dangerous」を購入した。
残念ながら、「Live and Dangerous」には「Waiting For An Alibi」は収録されてなく聴くことは出来なかったが、一方で、シン・リジィのライブサウンドを聴き曳き込まれていったことを覚えている。
「Live and Dangerous」収録曲
Jailbreak 4:35
Emerald 4:38
Southbound 4:45
Rosalie / Cowgirl's Song 4:12
Dancing In The Moonlight (It's Caught Me In Its Spotlight) 3:57
Massacre 2:55
Still In Love With You 7:45
Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed 3:44
Cowboy Song 4:58
The Boys Are Back In Town 4:40
Don't Believe A Word 2:15
Warrior 4:00
Are You Ready 2:55
Suicide 5:10
Sha La La 5:35
Baby Drives Me Crazy 6:45
The Rocker 4:18
リリース日:1978年6月2日
このライブアルバムの中で好きな曲は、やはり、「Emerald」と「Jailbreak」だった。
Emerald
「Emerald」は、フィル・ライノットが自ら誇りとするアイルランドの伝統を歌詞の中でいかんなく発揮した曲だそうだ。
それとこの曲では、二人のギタリスト、ブライアン・ロバートソンとスコット・コーハムがフレーズの掛け合いをするツイン・リードのスタイルを確立した曲だそうで、ツインギターの掛け合いが格好良かった。
最近、2005年8月、アイルランドのダブリンで開催されたフィル・ライノットへのトリビュート・コンサート「One Night in Dublin A Tribute to Phil Lynott」の映像をYouTubeで観た。
ゲイリー・ムーアがホストを務め、ブライアン・ダウニー(Ds)、ジョナサン・ノイス(B)に、ブライアン・ロバートソン、スコット・ゴーハム、エリック・ベルといった歴代のシン・リジィのギタリストが参加したフィル・ライノットの追悼ライブ。
その中で「Emerald」は、ムーアとスコット・ゴーハムのツインギターの掛け合いが格好良く、この曲の良さが全面に出ていた。
Jailbreak (脱獄)
「Jailbreak」は、アルバム「Jailbreak」でも最初に収録されているギターリフが格好良い曲。
ライブアルバムでも、特徴ある簡潔なリフ、ツインリードのバトルと派手なコーラスがオープニングで展開され、シン・リジィのライブの幕が開いたことを感じる。
1976年にヒットを収めて以来、人気の高い作品のひとつとして定着した曲だそうだ。
「Live and Dangerous」参加メンバー
フィル・ライノット ベース、ヴォーカル
ブライアン・ダウニー ドラムズ
スコット・ゴーハム ギター
ブライアン・ロバートソン ギター