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【海外の街を歩く】リスボンを歩く(その2)ベレン地区
ポルトガル鉄道のカイス・ド・ソドレ駅(Cais do Sodré)で カスカイス線に乗り、ベレン駅(Belem)まで乗車した。
駅を降りると先ずはジェロニモス修道院に行ってみた。
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ジェロニモス修道院
ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)は、リスボンのベレン地区にある修道院であり、世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の構成資産のひとつだ。
マヌエル様式と呼ばれる過剰装飾が特徴的なポルトガル独自の建築・芸術様式の最高傑作ともいわれ、大航海時代の富をつぎ込んで建築された。
ポルトガルの探検家ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)によるインド航路開拓および、探検事業のパトロンエンリケ航海王子(Infante Dom Henrique)の偉業を称え、1502年にポルトガル王マヌエル1世によって着工され、1551年には主要部分が完成したそうだが、工事が完全に終了したのはそれから1世紀後のことだったそうだ。
1584年には天正少年使節団も訪問したそうだ。
修道院の建築資金は香辛料貿易による利益によって賄われた。
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サンタマリア・デ・ベレン教会
サンタマリア・デ・ベレン教会(Santa Maria de Belem Church)は、ジェロニモス修道院の東側に建てられている教会。
教会には、大航海時代に活躍したヴァスコ・ダ・ガマとポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスが眠る石棺が納められていた。
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ベレンの塔
ベレンの塔(Belém Tower)はリスボンのベレン地区にある塔で、「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の構成資産のひとつとして世界遺産リストに登録されている。
正式名は「サン・ヴィセンテの塔」で、建造は1515年から1521年にかけて行われた。
建築様式はマヌエル様式で、建設の指揮はフランシスコ・デ・アルダがあたった。
ヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作られた塔で、テージョ川の船の出入りを監視する目的の要塞だったそうだ。
塔からテージョ川や対岸のリスボンを見渡すように立っているクリスト=レイ像 (Cristo-Rei)眺めは面白かった。
クリスト=レイ像 は、リオ・デ・ジャネイロにあるコルコバードのキリスト像に触発されて造られたものだそうだが、最初に見たときは、リオ・デ・ジャネイロっぽいなと思ったが、そのまんまだったようで・・・。
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発見のモニュメント
発見のモニュメント(adrão dos Descobrimentos)は、ベレン地区のテージョ川岸にある大航海時代を記念した記念碑。
記念碑は52メートルの高さのコンクリート製で、15世紀に主にポルトガルやスペインの探検家たちに愛用されたキャラベル船の船首の曲線に似せてあるそうだ。
建築家コッティネッリ・テルモと彫刻家レオポルド・デ・アルメイダが、ポルトガルで開催された1940年の国際博覧会(Exposição do Mundo Português)の象徴として制作したものだそうだ。
記念碑が建設された時代は、独裁者アントニオ・サラザール時代の典型的な、過去のポルトガル栄光の時代へのロマン思想を表していると考えられている。
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パスティシュ・デ・ベレン
「パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)」は、1837年に誕生したベレン地区にあるパティスリー。
この店では、修道院時代そのままのレシピを忠実に守った元祖エッグタルトを作り続けている。
ポルトガルの人の間では「ポルトガルで一番美味しいエッグタルトの店」と今も讃えられているそうで、ベレン地区を訪問した日も店には長い行列が出来ていた。
入りたかったが、あまりの行列の長さに断念した・・・。
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