【音楽と日常】ゲーリー・ムーアとの出会い
高校二年のある日の夕方、勉強しながらラジオを聴いていた。FM愛知の柴田チコさんの番組だった。
当時は進学を理由に剣道部を休部したところで、生徒会活動に巻き込まれる前だった。
ラジオから流れた曲は日本では未発売の曲だという。
G-FORCEの"You"
ギタリストの名はゲーリー・ムーア
ギターのメロディアスなフレーズが耳に残り興味が湧いた。
日本では未発売というのも興味をひいた。
レコード会社との契約問題で発売出来なくなっているという。
二年後に楽器店が販売する形でアルバム(LPレコード)が国内発売された際は、楽器店の店舗がある星ヶ丘まで自転車をこぎ、喜び勇んで買いに行ったことを覚えている。
ゲーリー・ムーアのギターを聴いてから、ゲーリー・ムーアを追いかける日々が始まった。
レンタルレコード店に行き、ゲーリー・ムーアが所属していたバンドやセッション参加のレコードを漁った。
シン・リジィの「Black Rose」、コージー・パウエルの「Tilt」、コロシアムIIの「Electric Savage」と「War Dance」、ゲーリー・ムーアの「Back on the street」などなど。
結局はレンタルでは飽き足らず、LPを買い、CDを買い、といった具合でレコードを買い集めるに至ったが・・・。
ゲーリー・ムーアがトリガーとなり、ジョン・ハイズマンやサイモン・フィリップスといったドラマーも知るようになった。
レッド・ツェッペリンやディープ・パープル、レインボー、ブラック・ザバスとは違った世界が私の心の中で広がり出した。