【音楽と日常】『ダイアリー・オブ・ア・マッドマン』
『ダイアリー・オブ・ア・マッドマン(Diary of a Madman)』は、オジー・オズボーンが1981年に発表した2作目のアルバム。
実は、このアルバムを聴くまでオジー・オズボーンの存在はあまり認識していなかった。
ブラック・サバスの元ボーカリストということぐらいは知っていたが、私がブラック・サバスを聴きだしたころのボーカルはロニー・ジェームス・ディオであり、ロニーの加入によって様式美路線に変更したブラック・サバスのサウンドが好きだったこともあって、『Diary of a Madman』を聴くまではオジー・オズボーンの世界に敢えて触れることはなかった。
正確に言えば、ランディ・ローズ(Randy Rhoads)というギタリストの存在を知り、驚かされたアルバムでもあった。
『Diary of a Madman』のシングルカット曲「Flying High Again」や「Over the Mountain」、「You Can't Kill Rock and Roll」やアルバム終盤の「S.A.T.O」、「Diary of a Madman」を聴いたときのランディ・ローズの流れるようなギターのフレーズを聴いたときの驚きは大きかった。
ランディのサウンドの根底にクラシック・ギターがあることは聴いてすぐに分かった。
それと、オジーのボーカルとランディのギターがすごくマッチしていて、この組み合わせのサウンドをもっと聴きたいと思った。
最近、アルバム全曲を改めて聴き直してみたが、高校生時代にランディのギターテクニックに聴き惚れていた当時の感覚を思い出した。
残念ながらランディ・ローズは、1982年3月19日に飛行機事故(搭乗していたセスナが墜落)で死去したため、本作はランディ在籍時としては最後のアルバムとなった。
『Diary of a Madman』収録曲
アルバム『Diary of a Madman』の収録曲は以下のとおり。
1. オーヴァー・ザ・マウンテン(Over the Mountain) 4:31
2. フライング・ハイ・アゲイン (Flying High Again) 4:44
3. ユー・キャント・キル・ロックン・ロール (You Can't Kill Rock and Roll) 6:59
4. ビリーヴァー(Believer (O. Osbourne, R. Rhoads, B. Daisley) 5:16
5. リトル・ドールズ(Little Dolls) 5:39
6. トゥナイト(Tonight) 5:50
7. S.A.T.O(S.A.T.O) 4:07
8. ダイアリー・オブ・ア・マッドマン(Diary of a Madman) 6:14
リリース日:1981年11月7日
参加メンバー
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne) Vocal
ランディ・ローズ(Randy Rhoads) Guitar
ボブ・デイズリー(Robert "Bob" Daisley) Bass
リー・カースレイク(Lee Kerslake) Drums