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マイカンドリル

マイカンドリル10種類とポイント

ゴール周辺のシュートドリルであるマイカンドリルについて紹介します。
これはレイアップやゴール周辺のシュートを確実に決められるようになるための基礎ドリルで、試合中ポロッとミスをしてしまう選手にぜひ取り組んでもらいたいドリルです。10種類と聞くと多いように感じますが、左右の手足の様々な組み合わせがほとんどなので種類を覚えること自体は難しくないと思います。

マイカンドリル名前の由来

1940年ごろNBAにジョージマイカンというスーパースター選手がいました。
マイカン選手は両手から繰り出すフックシュートで様々なタイトルを獲得。そしてその功績が評価され、NBA75周年を記念して選考されたNBA偉大な75人にも選出されました。

そんな偉大なマイカン選手が大学時代から引退するまで徹底的に反復練習をしたのがゴール下のシュートと言われています。そしてそのドリルは彼の名前にちなんでマイカンドリルと呼ばれ、長年に渡ってバスケットボール選手のゴール周りのシュートドリルとして大切にされ取り組まれてきました。
しかし、そんな最適なドリルにも関わらずとても地味で根気のいる練習であるためなかなか継続できる選手は少なく、これが継続できるか辞めてしまうかで優れた選手になれるか平均的な選手のままかの分岐点になるとも言えます。

NBA選手も取り組むマイカンドリル

また、現在のNBAを代表するスター選手、カイリー・アービングもインタビューでこのように語っています。

――確かに、あなたはいつも“マイカンドリル”(ジョージ・マイカンが常にこなしていたと言われるゴール下からのレイアップを繰り返すバスケットボールの基礎練習)を練習していますが、あれほど基本的な練習はないですものね。

『その通りさ。でも、そこから始めたんだ。父と裏庭や体育館に行くと「よーしカイ、マイカンドリルレイアップ50本だ」って父が言うんだ。50本通常のレイアップを両手でやって、そのあとは50本リバース。それから右足を軸に50本、左足を軸に50本。それからバックボードの左上に当てて50本、右上に当てて50本。次はバックボードの左下に当てて50本、右下に当てて50本。そのあとはどこにも当てずネットを通す。そしてフックショット……。いつも父と2人で練習していた。そして12歳、13歳くらいになってからようやく自分1人で練習するようになったんだ。』
NBA日本公式サイト『NBA Japan』

カイリー・アービングの華麗なレイアップ集とマイカンドリル実演の動画。

練習のタイミングと方法

練習のタイミングは練習後の自主練でももちろん大丈夫ですが、チーム練習前の時間を活用してウォーミングアップで取り組むのがおすすめです。
ウォーミングアップをで行うことでシュートをポロッとする場面が減ると、勝負に勝つことができたり、シュートを確実に決め切ることでチームメイトやコーチからの信頼を勝ち取ることができるでしょう。

方法はカイリーアービングも語っているように何本決めたら次の種目と順番に進めていくと良いでしょう。練習前だと時間が限られていると思うので6本〜10本くらいを目安に取り組めると良いのではないでしょうか。重点的に取り組む場合は時間と相談して本数を多く。
バスケットにおいては何事もそうですが、一回やれば劇的に上手くなるものではないので毎回少しずつで構わないのでコツコツ継続して取り組んで欲しいと思います。

最後に河村選手がウォーミングアップでマイカンドリルに取り組む様子↓


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